科目名 | 障害者福祉論特講 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 前期開講 | 木全 和巳 |
テーマ |
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21世紀の「〈しょうがい〉児・者〈福祉〉」(その2)−−安心して豊かに暮らせる地域生活の実現にむけて |
科目のねらい |
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<キーワード> インクルージョン 地域生活支援 障害者政策 障害者福祉関連法 <内容の要約> 2年生の障害者福祉論では、ノーマライゼーション、自立生活などの基本的な理念、「しょうがい概念などを中心に学んできた。4年生では、「制度政策」と「ソーシャルワーク実践」との関連について、社会的「差別」という具体的な権利侵害の諸事例とこうした諸事例を解決していくための社会的な諸条件の一つとなり、時に足かせともなっている「制度政策」との関連や矛盾について、改正障害者基本法の条項、総合福祉法に向けた「骨格提言」、実際の「総合支援法」などを読みながら、学びを深めたい。こうした学びを通して、誰もが「当事者」になる可能性を受けとめつつ、各自がさまざまな現場で働くソーシャルワーカーとして、こうした現実をどのように考え、どうしたら改善できるのかを、考えあいたい。 <学習目標> 「障害者自立支援法」などによる制度や政策を理解して、〈しょうがい〉児・者福祉サービスなどの提供のしくみが説明できる。 機能しょうがいのある人たちの生活の困難をもたらしている現実とこうした現実を改善していくために作成された『障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言−新法の制定を目指して−』の基本的な内容を理解することができる。 |
授業のながれ |
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〈しょうがい〉者福祉論特講受講ガイド−−障害者自立支援法の衝撃 〈しょうがい〉児者虐待と障害者虐待防止法の課題 犯罪を犯した知的〈しょうがい〉の人たちへの支援 路上でしか生きられない知的〈しょうがい〉の人たちへの支援 介助犬の利用と社会生活の課題 交通バリアフリー ホーム転落事故 震災と放射能と機能〈しょうがい〉のある人たち 〈しょうがい〉による差別の現状と障害者差別禁止法の制定の必要性 障害者自立支援法のしくみと問題(1) 福祉サービスの種類 障害者自立支援法のしくみと問題(2) 福祉サービス受給の流れ 障がい者制度改革の内容(1) 障害者基本法の改正 と 政策委員会 障がい者制度改革の内容(2) 骨格提言の内容 (1) 理念編 障がい者制度改革の内容(3) 骨格提言の内容 (2) サービス体系編 障がい者制度改革の内容(4) 骨格提言の内容 (3) 利用手続き編 障がい者制度改革の内容(5) 骨格提言の内容 (4) 相談支援編 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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4年生ですので、国家試験に合格するための知識を中心にお話します。また、障害者福祉制度は総合支援法制定後の課題も含め、現実の社会問題として動いています。こうした社会的な動きに関心をもっていただけるとうれしいです。定期試験問題の例示はその都度行います。例示した問題の中から出題をします。 |
本科目の関連科目 |
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「障害者福祉論」「障害者心理学」 をあげておきます。社会福祉の専門科目は、すべて関連です。 |
成績評価の方法 |
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課題レポート(論考:30点)と試験(知識重視記述式:70点)で判定します。どちらも基準点に満たない場合は、不可とします。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>障がい者制度改革推進会議総合福祉部会 <テキスト名>『障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言−新法の制定を目指して−』(2011(平成23年8月30日) <出版社>東京都社会福祉協議会 |
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