児童・家庭福祉論特講

科目名	児童・家庭福祉論特講

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	4	前期開講	渡邊　忍

テーマ

「児童家庭福祉の現状と課題」を実践的に理解する。

科目のねらい

＜キーワード＞
児童相談所　　児童虐待
非行問題　　社会的養護
社会的養育

＜内容の要約＞
「児童家庭福祉論」で学んだ基礎から、児童相談所や児童福祉施設等の現状や課題、さらには「社会的養育論」まで広げ、「現場」に出ても役立つような理論や実践を学ぶ。

＜学習目標＞
①児童相談所での相談援助活動の理解
②児童家庭福祉を実践の展開から理解する
③具体的な事例検討をとおして、見立てや具体的な援助を理解していく
④児童家庭福祉の新しい動向を理解する
⑤当事者、支援者の「語り」から学ぶ

授業のながれ

（1）オリエンテーション、私の児童家庭福祉32年間の実践で学んだ歴史、実践から伝えたいもの
（2）私が影響を受けた先輩児童福祉司たちの実践
（3）児童相談所の現状①　　児童虐待の現状、背景、そして現場の苦悩
（4）児相相談所の現状②　　児童虐待の援助、何が役立つのか
（5）児童相談所と非行問題①　　非行問題の背景と理解
（6）児童相談所と非行問題②　　非行のアセスメントと具体的な援助
（７）児童相談所と非行問題③　　司法、矯正との連携で支援の輪を広げる
（8）社会福祉事務所、児童相談所における保護者支援
（9）児童福祉施設の現状と課題①　　乳児院、児童養護施設
（10）児童福祉施設の現状と課題②　　児童自立支援施設と情緒障がい児短期治療施設
（11）児童福祉施設の現状と課題③　　里親制度の新たな展開
（12）障がいを抱えた児童や家庭（保護者）への支援
（13）年長児童（16歳以上）の支援への取り組み
（14）いじめ、不登校の理解と援助
（15）社会的養育論、まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

将来、社会福祉士と目指す皆さんにとって、どの分野に進みたいか、いろんな講義や実習等で学びながら、関心を持ってほしいテーマです。毎日のように新聞やテレビ等で報道される「子どもの事件」にも関心を持ち、この講義に臨んでほしいと思っています。

本科目の関連科目

児童家庭福祉論

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

0％
30％
0％
70％
0％

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）