科目名 | 医学概論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 後期開講 | 日月 裕 |
テーマ |
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医学・医療・介護の基本的な考え方と現代における問題点 |
科目のねらい |
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<キーワード> 科学的医学 EBM 病気 ターミナルケア 生活支援 <内容の要約> 現代の医療は、デカルトの科学思想を源とし、いまその輝かしい成果を享受している。CT、MRI、人工心臓、人工呼吸をはじめとした最先端の医療技術、分子遺伝学、遺伝子治療、ゲノム分析による創薬、予後判定などその成果は枚挙にいとまが無い。しかし、一方で代替医療の隆盛や普通の医療と大きく考え方の異なるホスピス医療や老人医療が大きな位置をしめるようになってきている。現代の医療は EBM で代表されるように、 その行為の根拠と客観化が重要な考えである。 しかし、 ホスピス医療や老人医療の中では、 人の生き方などの主観的な価値観が重要になってくる。 本講義の前半では現代医療の客観的側面についての理解を深める。特に自然科学との関係、EBM、その背景となる疫学についても言及する。このような理論的解説とともに具体的な医療の実際についても説明する。 後半では主観が重要になる医療について概観し、なぜ客観化できないかについて言及するとともに 客観的医療との統合化の可能性についても論ずる。 <学習目標> 病気と健康の概念を説明できる。 代表的な病気の概念を理解し説明できる。 全人的医療、QOL、ターミナルケアの概念を説明できる。 人体構造及び日常生活行動に関して理解する。 介護実践に活用できる基礎的能力を身につける。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション 病気と健康1 病気と健康2 原因と治療 公衆衛生と医療統計(疫学) EBM 生活習慣病1 (人体の構造と各部の名称と役割) 生活習慣病2 感染症1 (免疫とワクチン) 感染症2 老化と老人の病気 加齢と生活行動(身支度、移動、食事、入浴、清潔、排泄、睡眠) 癌 痛み ホスピス 全人的医療 インフォームドコンセント |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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・推薦図書を講義開始後8週までに読んでおくこと。 ・私語など、授業を妨害する行為は禁止します。 ・授業中アンケートを取ったり質問したりしますから,積極的に発言してください。 ・知識よりも、自ら考える力を重視します。 |
本科目の関連科目 |
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理系の基礎科目。統計学。 |
成績評価の方法 |
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学年末試験が100点 学年末試験は選択問題で持込可(もしくはWEB試験) |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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