科目名 | 精神保健福祉援助技術各論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 3 | 通年開講 | 円谷 俊夫 |
テーマ |
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精神障害者の生活支援の意義と特徴について理解し、精神障害者にとって過不足のない支援サービスの提供ができるように、そのための地域生活支援活動の基礎を身に付ける。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 利用者主体の生活支援 地域生活支援システム ソーシャル・サポート・ネットワーク <内容の要約> 障害の概念や国際生活機能分類(ICF)の内容を理解したうえで、精神障害者の生活実態やニーズを把握する。また、居住・就労支援では、その歴史的経過に触れた後にわが国と海外の現状、期待される精神保健福祉士の役割、関係する機関や専門職等との連携の重要性について学ぶ。 生活支援システムでは、権利擁護を含む地域での総合的・継続的なシステムづくりが重要になっているので、そのための相談支援体制やサービスの供給体制、ネットワークづくりなどについても学ぶ。 <学習目標> 利用者主体の生活支援の意味と重要性が理解できる 支援者の役割と責任の重さを実感し理解できる 地域生活支援活動の実際をトータルに理解できる |
授業のながれ |
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ガイダンス(自己紹介・授業の進め方・簡単なアンケート) わが国と愛知県の地域精神保健福祉の歴史を概観する 精神障害者の概念(ICFによる理解を中心に) 法律上の定義規定(障害者基本法・障害者自立支援法・精神保健福祉法) 精神障害者の特性(全体の関わり合いの構図の中で理解する) 精神障害者の生活の実際:精神障害者の現状(各種データを中心に) 精神障害者の体験談(または参考DVD鑑賞) 精神障害者と家族の現状(家族の体験談または関連DVD鑑賞) 精神障害者と地域社会(偏見について考える) 地域住民の理解と普及啓発 海外における地域生活支援モデル 精神障害者の生活支援の理念 地域生活における精神障害者の人権 事例検討会の進め方 前期のまとめ 前期のおさらいと最近の地域精神保健福祉の話題について 精神障害者の自立と社会参加のための地域生活支援システム 相談援助(個別支援の基本を学ぶ) 相談援助の進め方 就労の意義と余暇活動について考える ソーシャル・サポート・ネットワーク(ピアサポート・地域住民によるサポート・地域ネットワーク) 地域生活支援システムの実際 精神障害者の居住支援(歴史的展開) 居住支援に関わる地域関係者のお話(または参考DVD鑑賞) 精神障害者の雇用・就業支援制度の概要と歴史的展開 雇用支援に関わる地域関係者のお話(または関連DVD鑑賞) 行政における相談援助(市町村)の実際 行政における相談援助(都道府県)の実際 精神障害者の地域支援について考える 全体のまとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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受講者自身が住んでいる地域の精神障害者を取り巻く現状を把握し、授業の内容をより現実的に理解するように努めること。 支援者にとって、サービス利用者が感情表出をしやすくすることも重要な技術の一つである。したがって、常日頃から相手の話を真剣に聴く態度を磨いておく必要がある。このことは、講義を聴く態度においても例外ではないことをしっかり認識しておくこと。 |
本科目の関連科目 |
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「精神保健福祉論」「精神保健学T・U」「精神医学」「精神科リハビリテーション学」「精神保健福祉援助技術演習」「精神保健福祉援助実習」 |
成績評価の方法 |
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前後期各5回程度記述式の小テストを実施 定期試験はレポート試験を実施 出席による配点はなし |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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