科目名 | 宗教と共同体 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 川田 稔 |
テーマ |
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日本人の宗教観を、地域社会の生活文化から読み解き、近現代の日本人にとって宗教がどのような意味をもっていたのかを考える。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 民間信仰 柳田国男 氏神信仰と国家神道 近代化 <内容の要約> 日本人の宗教意識と、その基盤となってきた地域社会(共同体)の特質を考えます。そのさい、日本人の生活文化研究の第一人者である、柳田国男の学問を参考に考察を進めます。それによって日本人の生活と文化の特質を知り、他の国の人々との交流に生かしてほしいと思っています。 本講義では、日本人の宗教意識と地域社会との相互関係、さらに近代化によるその変容過程を検討します。そして、その宗教意識が、これまでの日本人の生活文化と「こころ」を育むうえで重要な役割をはたしてきたことを明らかにし、その現状と問題点を考えていきます。 <学習目標> 日本の近代化と日本人の宗教心を結び付けて理解できる。 地域社会(共同体)の生活文化における氏神信仰(=神社信仰)の意味を説明できる。 近代日本における国家と人々の信仰心の関係を理解できるようになる。 日本の歴史と宗教との関係を、他の国の人々にも説明できる。 |
授業のながれ |
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はじめに(授業の概要) 日本人の生活文化と信仰 柳田国男と生活文化研究 日本人の宗教としての仏教と神道 日本人の信仰(宗教)の原型としての氏神信仰 氏神信仰の神観念 神観念の変化 氏神信仰の儀礼 人々の信仰と国家神道 国家神道と近代日本の政治体制 氏神信仰と地域社会(共同体)の生活文化 地域社会の諸相(1)若者組 地域社会の諸相(2)子育てと教育 地域社会と現代 まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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できるだけ早めにテキストを通読し、各回の授業の前後には、テキストの当該箇所を再読しておくこと。また、やむをえず授業に欠席する場合は必ずテキストの当該箇所を熟読しておくこと。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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期末試験の成績による。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>川田稔 <テキスト名>柳田国男 <出版社>吉川弘文館 |
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