科目名 | 教育原理C |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 後期開講 | 亀谷 和史 |
テーマ |
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教育とは何か――現代の幼児教育・学校教育と子どもの発達をめぐる諸問題。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 発達と教育 教育の本質 <内容の要約> 本年度の講義は、現在の幼稚園・学校と教職員、そして幼児から学童期の子どもたちの現実の姿と生活を見つめ直し、改めて「教育とは何か」「学校とは何か」そしてそのあるべき姿はどうなのか、などといった問題に迫ってみることにしたい。自分自身の幼少時からの教育体験を振り返り、「学ぶこと」と教育のあるべき理念・本質に少しでも迫っていけるよう心がけるつもりでいる。 <学習目標> 教育の本質に関して深める 発達と教育の関連について深める |
授業のながれ |
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はじめに:講義の「テーマ」とねらい――これまでの教育体験を振り返りつつ 現代日本での子どものおかれている基本的問題状況−「生活困難」「格差社会」の中で 教育とは何か−人間の特性と教育の理念・本質 近代化と「子どもの発見」(ルソー)と子どもの権利の思想 幼児教育の歴史(西欧と日本)――オーエン、フレーベル、ペスタロッチ等 学校教育の歴史@西欧を中心に――産業化と「義務教育」の始まり 学校教育の歴史A戦前日本を中心に――「教育勅語」の理念・思想 学校教育の歴史B戦後日本を中心に――憲法・教育基本法体制の理念・思想 子どもの発達と教育編成の課題@幼児教育(幼稚園教育)と『幼稚園教育要領』 子どもの発達と教育編成の課題A初等教育(小学校教育)と『学習指導要領』 幼小接続・連携の課題@「小1プロブレム」をめぐって 幼小接続・連携の課題A「幼年期」の発達課題と生活経験:「生活科」の理念と思想 乳幼児教育と「幼保一元化」をめぐって@その理念・歴史 乳幼児教育と「幼保一元化」をめぐってA現代の動向と展望・課題 まとめ――人間と教育 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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本講義では、以下の事柄が予復習以外にも重要である。@日頃から新聞を読む習慣をつけること。そして教育に関する記事は、熟読すること。A教育者(教師)の専門性は、教育学の基礎理論を習得するだけではなく、日頃から、子どもの理解、さまざまな自己表現力、対人コミュニケーション力、教育活動(授業)の企画・構想力とその実践力、生活実務力、が求められる。そのことを日々、追求していくこと。B自然・社会の事象に関して興味関心を持つこと、これが教材研究への導入となる。 |
本科目の関連科目 |
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本科目は、保育士養成の科目、教職課程(幼)の科目のすべてが関連します。 |
成績評価の方法 |
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筆記試験を主に、ミニレポート等を加味して総合的に行う。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>汐見稔幸・伊東毅・高田文子・東宏行・増田修治編著 <テキスト名>よくわかる教育原理 <出版社>ミネルヴァ書房 |
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