科目名 法入門

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 近藤 充代

テーマ
社会・経済の成り立ちと法とのかかわりや法的な世界のしくみを学ぶことにより、法律系科目および専門科目を学習する上で基礎となる知識を習得する

科目のねらい
<キーワード>
人権思想  法律の制定過程
行政のしくみ  裁判のしくみ
生活と法

<内容の要約>
社会・経済の成り立ちと法とのかかわりについて、大学の個々の専門科目の講義ではその都度立ち返って説明することが難しい初歩的な事柄(例えば高校の「政治・経済」の内容)から丁寧に学習を進めていきます。身近なテーマを入口に、それぞれの事象と法との関わりを、歴史的な視点や専門分野からの視点も加えつつわかりやすく解説します。これらは成人になるための、大人として知っておくべき法的な世界のしくみでもあり、社会福祉、教育、経済・経営の現場で必要不可欠な人権意識の基礎でもあります。

<学習目標>
人権思想が今日の社会や法制度の基礎となっていることを理解する。
法律はどのようにして作られるのかを理解する。
国や地方の行政のしくみを理解する。
労働、契約、税金などの身近な事柄にかかわる法律について理解する。
今日の社会の様々なしくみが法制度をもとに成り立っていることを理解する。

授業のながれ
はじめに 講義のねらい、進め方等について
人権思想〜社会のしくみ
法律とは? 法律はどのようにして作られるのか?
行政と法 国や地方の行政のしくみ
選挙制度と政治のしくみ
裁判のしくみ 裁判制度、裁判員制度
日本国憲法をめぐって
「働く」ということ 今日の多様な雇用形態と労働基本権
社会保障と法、医療と法
契約と法 契約の拘束力 消費者契約
交通事故と法 民事と刑事 不法行為
税金のはなし 税のしくみ〜国や地方の財政問題
企業の経済活動と法 会社のしくみと法 市場と法
国際法 子どもの権利条約、女性差別撤廃条約などを例に
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
法律系科目を学習する上での基礎知識を習得することができることから、高校で「政治・経済」を履修していない学生の履修を勧めます。また、公務員試験等の法律系受験科目の学習にも役立つため、これらの受験を予定している学生にも履修を勧めます。


本科目の関連科目
法と人権、法と社会、法律学、民法、行政法などの法律系科目

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他

50%

50%

レポートおよび期末試験の得点により評価する

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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