科目名 | 地域社会論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 生江 明 |
テーマ |
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かつて私たちが暮らす社会があった、そして、今・・・ |
科目のねらい |
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<キーワード> 地域社会 地域コミュニティ <内容の要約> 現代社会において、地理的空間の中に地域社会は存在するように見える。しかし、日々ひとびとは玄関を出て無言で目的地へと向かい、同じ道を帰ってくるだけで、隣人との交り合う関係もない。しかし、TVの電波や、電線や水道、道路だけは、家々をつなぎ、あたかもひとびとは結ばれ合った地域社会を形成しているかのように見えるコンビニあふれる孤独な町。Z・バウマンは「個人化社会」あるいは「液状化社会」と呼んだ。その町を旅する講義である。 課題・小テスト 20% レポート 20% 中間試験 0% 定期試験 60% その他 0% 【テキスト】 □テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) " <学習目標> 空間に建物が建てられ、道路が作られても、それは地域社会ではないこと。 ひとびとがそこに暮らし、どのような社会関係を形成していくかで、地域社会は多様な姿を現してくること。 日本の地域社会の多くは寿命を持って存在していること。 若々しい青年期の町は、やがて老年期の町になり、後継者を失い消えていくこと。それはなぜか? しかし、老若男女が混じりあい、新たな息吹を生み続ける地域社会もある。それを生み出していくのは君たちであること。 |
授業のながれ |
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第1週 現代社会と地域社会論の問題視角・・・液状化社会(Z・バウマン)と個人化・液状化社会からの離脱への試み 第2週 アフリカ遊牧民社会に見る地域社会の役割 第3週 アジア農耕社会に見る地域社会の役割 第4週 災害と地域社会―その1 東日本大震災から考える 第5週 −その2 南海トラフ大地震被害想定の示唆するもの 第6週 ―その3 大学周辺の防災・減災体制 第7週 近代における日本の地域社会の歴史(国民国家の成立と地域社会) 第8週 現代日本における地域社会の変容 第9週 大都市への集中構造と過疎化の構造がもたらしたもの―その1 第10週 −その2 第11週 地域社会の解体と再生―その1 地域福祉論の示すもの(ワークショップ) 第12週 ―その2 解体と再生(ワークショップ) 第13週 ―その3 再生への試み(ワークショップ) 第14週 ―その4 再生への試み(ワークショップ) 第15週 まとめ:私たちは、いかなる地域社会を生み出したいのか? |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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講義科目ではあるが、教員と学生諸君、学生諸君同士の演習形式を併用する。あらたな地域社会がキャンパスの中に生まれることを期待して。 |
本科目の関連科目 |
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社会学A、B、ボランティア論、政治学、環境と人間、海外事情研究などのほかに、他学部の科目で地域、地域社会を日本や海外を対象に扱う科目にも関心を寄せてほしい。 |
成績評価の方法 |
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授業期間内の提出物と期末の試験あるいはレポートを総合評価する。したがって、継続性を切ってしまう欠席などは望ましくない。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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