科目名 | 医療福祉論U |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 田中 千枝子 |
テーマ |
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医療福祉領域のソーシャルワーク実践に必要な支援観・知識・技術の習得 とくに当事者側からみた「人と環境」の交互作用で生み出される問題の見方や解決への方策 |
科目のねらい |
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<キーワード> 支援観 当事者性 家族アセスメント 多職種連携 保健医療システム <内容の要約> 保健医療におけるソーシャルワークをするにあたって、支援者側からの見方のみならず、患者や家族など当事者側からの見方を身につけ、そのための知識・技術を持つことによって、明確な支援観をもつことを目的にする。患者側からみた世界を当事者の現実を、当事者の声として聞いていく。そのための知識や技術も学ぶ。 <学習目標> 患者や家族の側から見た闘病世界を共感を持って感じられるようになる 患者や家族を当事者性の視点で理解することができる 「病むこと」の痛みを枠組みを持って説明することができる 「医療」の文化の中で支援関係が営まれることの実際とその対策について、イメージができるようになる チームや関係機関の中でSWとして認められるための、SWの視点を理解することができる |
授業のながれ |
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オリエンテーション 授業契約 患者とは 「病むこと」 医療者と患者・家族の関係性 パターナリズムと患者の自己決定 多職種連携の意義と技術的展開 チームアプローチの実際 医療連携と地域の中の病院 地域連携パス 患者会とサポートグループ セルフヘルプの考え方 エイズの時代 癒すと癒える キュアとケア 支援の意味 ミクロからメゾ・マクロへ 事例で考えるー難病にかかるということ ALS 事例で考えるーリハビリテーションと受容 事例で考えるー児童虐待 発見の機能 事例で考えるー認知症者と地域支援 事例で考えるーターミナルケア 事例で考えるー在宅医療と介護 事例で考えるー疾病と社会防衛・偏見 まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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事前に医療福祉関連の授業をいくつか受けておくこと 事例を用いて自分のアセスメントが問われる、授業に積極的に参加することが求められる。 ソーシャルワーク論や演習の授業もこまめに受けておくこと。 |
本科目の関連科目 |
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保健医療サービス 医療福祉論T 医療ソーシャルワーク演習 医療福祉実習 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>田中千枝子 小西加保留 <テキスト名>よくわかる医療福祉 <出版社>ミネルヴァ書房 |
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