科目名 子どもの保健演習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 2 後期開講 柴田 和子

テーマ
こどもの健康増進と発育・発達を支援するための各領域の専門的知識と必要な実技を習得する

科目のねらい
<キーワード>
保健活動計画  発育発達
疾病予防  救急処置
地域保健活動

<内容の要約>
 現代の子どもたちにとって生育環境は厳しい状況にある。核家族化、少子化、自然環境の減少、人間関係の希薄化、受験体制の低年齢化、父母の長時間勤務、早期教育を促すメディア等による環境である。同様に主たる養育者にとっても暮らしにくく、育児不安に陥りがちである。このような環境の中で、子どもたちが安心感と喜びを実感し、将来の自立に向けて健やかに育ってほしいと願っている。従って、保育者に求められる期待も大きいものとなる。子どもたちの生活環境を見つめ、健康増進や発育発達を支援できる保育者を育てたい。そのために必要な専門的な知識と実技を習得できる講義を展開したい。

<学習目標>
保健活動計画を作成し、活用及び評価することができる。
子どもの心身の発育発達の原則を学び、そのすじみちに応じた支援ができる。
子どもの実態を丁寧に観察し、異常な状況に対応ができる。
子どもに必要な生活環境を養育者とともに創り上げることができる

授業のながれ
子どもの保健演習の意味及び子どもとは (各45分)
子どもの心身の発育発達のすじみち
子どもの生理機能と子どもの健康観察
子どもの疾病と適切な対応
救急処置と救急蘇生法
子どもの養育環境
子どもの保健安全に係る保健活動計画の作成
子どもの保健安全に係る保健活動計画の活用及び評価

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 日常的に子どもと接する機会や観察する機会を意識的に作り、保育士として必要な「普段の子どもを理解する」「いつもとの違いに気づく」「子どもや養育者の要求を理解する」「子どもの養育環境としての地域保健活動の在り方」を培ってほしい。その積み重ねによって、保育に向き合うことの意味が深まり、学びの意味が高まり、より豊かな保育士観につながると考える。

本科目の関連科目
子どもの保健演習T
子どもの食と栄養
子どもの養護

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他

60%


40%
出席と演習に対する学習意欲や参加姿勢を重視する。
実習内容の理解度は毎時のミニレポートで評価する。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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