科目名 言語と文化(韓国・朝鮮)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 洪 順愛

テーマ
韓国語学習を通して、日本に最も近い隣国、歴史的に最も関係の深い隣国韓国を知ること。

科目のねらい
<キーワード>
簡単に習得できることを目標に創り出されたハングルはとても合理的にできている。  韓国語と日本語は類似点が多い。その例として助詞があること、語順が同じことが挙げられる。
韓国語は表記はハングルだが漢字語が日本語以上に沢山ある。そして日本語によく似た音の単語が沢山ある。  漢字一文字に対してハングル一文字、ハングル一文字は一音節。
韓国語にいろいろな音韻規則がある。

<内容の要約>
韓国語を基礎から学ぶための授業です。前期はハングルの書き方と発音、音韻規則、日常用語と挨拶言葉、文の構造、正書法などについて学習します。韓国語を書き表わすハングルはとても合理的にできていて学びやすい文字ですが、皆さんがこれまでに学んだ漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・アラビア数字などとは全く異なる構造を持つため、読み書きを習得するにはかなりの努力が必要です。「韓国語と日本語は類似点が多いので覚えやすい」とよく言われますが、それはハングルを習得した次の段階からのことです。ハングルがよく理解できないと、次の段階には進めません。前期ではハングルの習得に目標を置きます。後期は基礎文法を習得して平易な文章の作成や読解、そして音読に目標をおきます。「韓国語と日本語は類似点が多いので覚えやすい」と言われているように語順が同じですし、どちらの言語も漢字語を沢山持っているという点から日本語母語話者には習得しやすいことは事実です。しかし暗記しなければならないことも多いので授業外の復習や反復練習が必要です。どの段階もゆっくり、繰り返し、着実に進めていきます。理解度を知るために毎回小テストを行いますし、課題も出します。また、韓国と韓国語をより近いものに感じていただくために、折に触れて文化や生活習慣、社会事情、歴史などについても紹介していきます。

<学習目標>
ハングルの構造が理解でき、ハングルの読み書きができる。
韓国語で挨拶や自己紹介ができる。
用言の原形から丁寧語体の平叙形・疑問形・命令形・勧誘形・感嘆形とそれぞれの否定形と禁止形を作ることができる。
用言の原形から過去形・意志形・仮定形を作ることができる。
韓国語で数の表現ができる。

授業のながれ
ハングルの構成、単母音字母の書き方と発音
基本子音字母の書き方と発音(1)と挨拶言葉
基本子音字母の書き方と発音(2)と挨拶言葉
二重母音字母の書き方と発音(1)と挨拶言葉
激音・濃音を書き表す子音字母の書き方と発音
二重母音字母の書き方と発音(2)
終声(パッチム)の発音(1)
終声(パッチム)の発音(2)
文の構造・正書法・音韻規則
助詞と指定詞の平叙形・疑問形・否定形
助詞と存在詞の平叙形・疑問形・否定形
助詞と動詞・形容詞の平叙形・疑問形
助詞と動詞・形容詞の否定形
漢数詞と助数詞
まとめ
固有数詞と助数詞
可能否定形
尊敬語の作り方と特殊な尊敬語
正則活用と変則活用(1)              
命令形とその禁止形    
勧誘形とその禁止形
会話体(1)
会話体(2)
変則活用(2)
感嘆形
意志形と推量形
過去形(1)
過去形(2)
仮定形
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
外国語は教室の中だけで覚えられませんから、授業外の復習や反復練習が必要です。復習や反復練習を一度にまとめて沢山して何日もしないより、同じ時間をかけるのなら毎日少しずつ根気強く続けるほうがずっと効果的です。音読と書く練習を欠かさないで下さい。授業では音読や書く練習に十分な時間を取れませんので、授業外でも行ってください。授業中の私語や居眠りは慎んでください。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
0%
30%
30%
20%
成績評価は下記の割合によります。小テストは前回学習したことの復習をかねて可能な限り毎回行う予定です。その他は受講態度や出欠・遅刻・早退などによって評価します。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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