科目名 児童文学(絵本論)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 今井 美都子

テーマ
社会的な背景と児童文学(絵本)、子どもの発達と児童文学(絵本)の関係性等、様々な視点で児童文学を考察する

科目のねらい
<キーワード>
多面的にみる絵本というメディア  文化を継承するということ
子どもが絵本から幼年文学・児童文学を享受する道筋について  絵本から見える子どもの心
子どもの視点で絵本を読む

<内容の要約>
絵本・児童文学を基本から知り、社会的な背景を踏まえた読み・考察を、共に思考しながらすすめていきたい。一冊の絵本に込められた作者の深い思いやメッセージを知ることで、様々な気づきがあると思う。絵本を深く知るために、先ず絵本の歴史からはじめて、最後に多様化した現代の絵本事情も紹介したい。子どもの発達段階に沿った絵本の選びかたや、「読み聞かせ」の基本的なルールにもふれる。また、本を子どもたちに橋渡しする役割を果たすために、大人は何をするべきなのか?子どもの読書環境の変化を示し、提案していく。

<学習目標>
絵本・児童文学を深く知り、実践に活かすことができる。
子どもの発達、個性、対象年齢に合わせて絵本・児童文学を選び、子どもと読み合うことができる。
絵本・児童文学を文化としてとらえ、保育・教育の現場で活かすことができる。

授業のながれ
ガイダンス 絵本とは何か
絵本・幼年文学・児童文学の違いについて
絵本の歴史@世界編
絵本の歴史A日本編・岩波書店・福音館書店が果たした役割
子どもの発達と絵本@赤ちゃん絵本について
子どもの発達と絵本Aブックスタートと、読書運動について
子どもの発達と絵本B乳幼児期
子どもの発達と絵本C小学生
テーマ別絵本講座@昔話・日本編
テーマ別絵本講座A昔話・世界編
テーマ別絵本講座B多様化する家族
テーマ別絵本講座C社会的な絵本
テーマ別絵本講座D科学絵本
著作権と「読み聞かせ」
まとめ、絵本との付き合い方、大人の役割

準備学習の内容・学ぶ上での注意
図書館、書店に行って、できるだけ沢山の絵本・児童書を読んで下さい。日常生活の中で出会う子どもたち、親子を観察して、その行動の背景を見るように努めてください。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
60%


40%
授業内容を踏まえた考察をすることができる。自分の言葉で語り、言語化することができる。学習意欲と授業内での意見等を総合的に評価。その他、学習意欲と、授業内での小レポート。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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