科目名 | 発達心理学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 前期開講 | 近藤 直子 |
テーマ |
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私たちの心の発達過程を学ぶー胎生期から高齢期までの心の発達過程のアウトラインを学び、人間の発達の本質について考える。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 発達の原理 主体性 自我の発達 マイナスの中のプラスの芽 障害による影響 <内容の要約> みなさんは、「できることが増えること」が発達だと思っていませんか?人間の発達の過程においては、「できるようになること」もあれば、「できなくなること」もあります。「できるようになること」が幸せにつながる時もあれば、「できるようになっても」気持ちのうえでは不幸を感じる時もあります。なぜなのでしょうか?私たちの心がどのような過程をたどりながら形作られていくのかを、私と共に考えましょう。子どもと関わりたいという人はもとより、障害のある人や自分の家族について理解を深めたいと思っている人に手掛かりを与えられればと思っています。 <学習目標> 胎生期から高齢期までの心の発達のアウトラインを理解し、要約できる。 マイナスに見える行動や現象の中にある発達の可能性について一つは例をあげて説明できる。 国家試験などに出る発達心理学の基本用語、主な理論について答えることができる。 今までの自分の育ちを振り返ることで、自分や親についての理解をより深めることができる。 |
授業のながれ |
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発達心理学を学ぶにあたって〜大人の心、子どもの心 発達とは?〜主な発達理論 胎生期から新生児期の発達〜発達の生理学的基盤 乳児期の発達〜乳児期の発達において大切なこと 乳児期の発達〜親子関係の基礎 幼児期前半期の発達〜人間らしい諸能力の獲得 幼児期前半期の発達〜自我の成立から確立の過程 幼児期後半期の発達〜言語機能の質的変化 幼児期後半期の発達〜仲間の中での自己形成 学童期の発達〜大きさを試す学童期前半 学童期の発達〜考える力をつける学童期後半 青年期の発達〜自己像が揺れる青年期前半 青年期の発達〜自分の向かうべき方向を定める青年期後半 おとなの心〜おとなとは何か、高齢期に向けて まとめ〜発達を保障する生活と取り組み |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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1、こころの発達のアウトラインは、事前にテキストを読んで把握しておくこと。2、毎回の講義のポイントや採用試験などに出る用語、心理学者名や理論名は、毎回の「復習プリント」で復習すること。 復習したうえでわからないことは質問して下さい。3、乳児期や幼児期のイメージがもちにくいと思われるので、ビデオを見せるが、時間の制約で限定されるため、関心がある者は、図 書館で視聴するように。4、ボランティア・サークルなどで子どもや障害のある人と接する方が、関心が持てると思います。 |
本科目の関連科目 |
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教育心理学、障害児心理学、老年心理学、臨床心理学、児童家庭福祉論、保育論 |
成績評価の方法 |
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受講人数をみて、出席をとるかどうかを決めます。出席を取る場合は平常点20点、ペーパー試験80点にします。試験は、毎回の「復習問題」から出題します。毎回、友人たちと共同で復習して下さい。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>近藤直子 <テキスト名>続 発達の芽をみつめて かけがえのない「心のストーリー」 <出版社>全障研出版部 |
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