科目名 肢体不自由児の生理と病理

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 石川 達也

テーマ
身体障害についての基礎医学と臨床医学

科目のねらい
<キーワード>
子ども  運動発達
障がい児  発達


<内容の要約>
子どもの特徴は成長と発達にあり、おとなとはまったく異なった病態生理を示す。子どもの障がいの成因がおとなのそれと大きく異なるのは、生命進化の具体的な表現である内的 (遺伝的)要因と発達の各時期に特有な外的 (環境)要因とが互いに連関して変化していくからである。総論において、この成長・発達のダイナミズムとその過程で生ずる病態を、各論においては脳障害をおこす原因となる代表的な疾患を通して、肢体不自由をきたす医学について理解が深まるよう、また、障害を固定的に捉えないで可塑性に富んでいることも解説する。

<学習目標>
この講義を通して、学生諸君に、小児医学的なものの見方・センスを身につけてもらうこと。
学生諸君が、将来、「特別支援教育」に携わる際に不可欠となる「障がい児医学」の基本的知識と考え方を身につけること。

授業のながれ
総論:胎生期から誕生へ (テキスト2-第II章)
総論:乳幼児期 (テキスト2-第III章)
総論:育ちの概念と支える機構 (テキスト2-第I章、テキスト1-I-p.16-)
同上
総論:神経系の成長と成熟 (テキスト2-第IV章、テキスト1-I-p.24-)
同上
脳性麻痺@ (テキスト1-p.36-)
同上
リハビリテーション医学 (ゲスト講義の予定)
筋疾患@ (テキスト1-p.74-)
同上
日常の健康管理@ (テキスト1-II)
同上
重症児の医療@ (テキスト1-III)
同上

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1.テキスト(2つ)は開講までに必ず購入し、講義時に持参すること。第1回目講義(4/8予定)から使用する。2.講義中の私語・飲食は絶対禁止。 携帯電話の電源を必ず切っておくこと。 3.限られた時間で多くのことを学ぶために、前もって対応する各章の予習をしておくことが望ましい。  講義中の積極的な質問を歓迎する。 また、講義ごとの復習が必要であり、講義推薦図書も大いに利用して頂きたい。4.障害児に関わる情報を、新聞などで日ごろからキャッチし、自分なりに考えること。

本科目の関連科目
「特別支援教育」に関する科目、および他の子どもや医学に関連した科目の受講を薦める。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他

0%
0%
100%
0%
定期筆記試験の成績を基本とする。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>尾崎 望、出島 直、 編 <テキスト名>新版・子どもの障害と医療 <出版社>全国障害者問題研究会出版部
<著者>竹下研三 <テキスト名>人間発達学 ーヒトはどう育つのか <出版社>中央法規



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