科目名 | 建築一般構造 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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3 | 3 | 後期開講 | 角 徹三 |
テーマ |
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建築を自重、地震、風、雪などの外力からまもるために必要な必須事項を各種構造ごとに学ぶ |
科目のねらい |
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<キーワード> 建築一般構造では、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造など構造・構法毎に構造設計の考え方を計算・演習 各種構造に共通の課題である耐震設計の考え方の基本と各種構造に特有の留意点を理解する。 <内容の要約> 本講義では、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造住宅の構造設計法を概観し、計算演習や構造図作成を通してそれぞれの特徴を理解する。さらに、それらに共通する耐震設計の考え方を講義と演習を通じて理解する。 <学習目標> ●各種構造・構法の特徴を理解し簡易な構造計算が可能な能力を身につける。 ●簡単な架構について、地震荷重・設計応力の算定と保有耐力の算定能力を身につける。 |
授業のながれ |
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はじめに構造設計と意匠設計の相違。構造設計と構造計算の相違。構造設計と構造力学の関連。 鉄筋コンクリート構造(1)鉄筋とコンクリートの強度。許容応力度の考え方。 鉄筋コンクリート構造(2)設計の基本事項(平面保持、釣り合い鉄筋比) 鉄筋コンクリート構造(3)梁・柱の曲げ設計 鉄筋コンクリート構造(4)梁・柱の曲げ設計演習 鉄筋コンクリート構造(5)梁・柱のせん断設計 鉄筋コンクリート構造(6)耐震壁のせん断設計 鉄筋コンクリート構造(7)スラブ・基礎の設計 鉄筋コンクリート構造(8)配筋詳細(かぶり、鉄筋間隔、定着と付着) 中間試験(1回目)鉄筋コンクリート構造に関する復習テスト 鉄骨構造(1)鋼材の規格。強度と許容応力度。鉄筋との比較 鉄骨構造(2)部材の接合法。溶接接合とボルト接合。 鉄骨構造(3)座屈を考慮した部材設計(圧縮材、曲げ座屈、局部座屈) 鉄骨構造(4)圧縮材と曲げ材の部材設計 鉄骨構造(5)部材の継手・仕口接合法。柱脚部の設計 中間試験(2回目)鉄骨構造に関する復習テスト 木造在来軸組住宅の構造設計(1)許容応力度。各種構造規定。 木造在来軸組住宅の構造設計(2)地震力・風圧力に対する必要壁量。壁倍率の考え方。 わが国の耐震設計の考え方(1)地震荷重をどう設定するか(地域係数、地震特性係数、Ai分布、せん断力係数) わが国の耐震設計の考え方(2)一次設計(許容応力度法による耐震設計)の考え方 わが国の耐震設計の考え方(3)二次設計(偏心率、剛性率、塔状比の力学的意味) わが国の耐震設計の考え方(4)保有耐力計算法(塑性解析との関連、構造特性係数 Dsの考え方) まとめ建築家・構造設計者の社会的責任。優れた構造技術が際立つ設計例の紹介。 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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本講義は建築構造力学の理解が前提となる。これの理解が不充分な学生は復習をしておくことが重要である。 |
本科目の関連科目 |
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建築材料学1,U、建築構造力学、建築構造力学応用、建築法規等、本教員が担当したすべての科目がが関連してくる。特に建築法規で使用した教科書の構造強度に関する部分を本講義でも使用する。 |
成績評価の方法 |
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常時講義の後半に行う小テストの総計20%、中間テスト40%、学期末テスト40% の 割合で総合的に判断する。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>今村仁美、田中美都 <テキスト名>やさしい建築法規 <出版社>学芸出版社 |
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