科目名 | 実習指導支援演習 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 通年開講 |
テーマ |
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社会福祉実習を経験した立場からスーパービジョンの課題と方法を考察/展望する |
科目のねらい |
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<キーワード> メンター制度 社会福祉実習経験者 グループワーク スーパービジョン 教えることによって「教えられる」関係 <内容の要約> 本演習は、「社会福祉援助技術現場実習」を経験した4年生が、2年生(編入生は3年配置)の受講する「社会福祉援助技術実習指導T」の授業に下級生のアドヴァイザーとして参加し、スーパービジョンの課題と方法の基礎を習得することを目的に設定される(2009年度新設科目)。実際に本学の実習教育制度を利用し現場実習を体験した立場から,下級生に対して教育者として関わる機会を持つことで自身の実習体験を経験化し、将来社会福祉専門職にとって必要とされる「スーパーバイザーとスーパーバイジー」の関係がいかなる原理や方法によって構築されるのかを演習を通して総合的に学ぶ。このように学生が学生を教える形式の授業の担当者を「メンター(制度)」と呼ぶ。本演習に参加する4年生は担当教員の指導/助言のもとで、毎回の授業計画を共同で遂行する義務と責任を持つことになる。 <学習目標> グループワークを通して、社会福祉現場における学習(実習)方法を理解し、実践することを再確認する。 社会福祉現場の機能・役割、利用者の特性、ソーシャルワークの取組みを教育者の立場から理解できる。 スーパービジョンの課題と方法の基礎を学ぶことを通じて、「自己覚知」がいかなるものであるかを学ぶ。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション、授業打ち合わせ 実習教育の仕組み・意義・目的、この科目のねらいと進め方 現場体験の意義と方法、グループワークへの導入(自己紹介) 実習への期待や不安と向き合う(メンターの実習体験を伝える) メンター活動のふりかえり(1) 高齢者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(1) 高齢者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(2) 高齢者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(3) メンター活動のふりかえり(2) 障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(1) 障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(2) 障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(3) メンター活動のふりかえり(3) 現場体験のふりかえり 総括 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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1.履修する学生は、「日本福祉大学社会福祉学部『社会福祉士国家試験受験資格』取得に関する履修内規」に基づいた履修要件を満たすこと。2.本演習の履修者は「社会福祉援助技術現場実習指導U」、「同実習(4週間)」、「社会福祉援助技術演習」を履修した者からエントリーの上、選考される。選考方法は別途提示される。3.履修者は、「社会福祉援助技術実習指導T」の授業(通年)に担当教員の助言/指導のもとに参加する。この授業のうち教員に指示された回(10回分)に出席し、担当教員による指導を受ける。4.グループワークという方法を使って自身の実習体験を後輩に「経験として」積極的に伝えていくこと。5.履修者は、授業開始前に担当教員と顔合わせをし、授業計画を共同で作成するためのオリエンテーションを必ず受けること。 社会福祉小六法や履修者が記入した現場実習記録を随時参照しながら、授業に参加すること。 |
本科目の関連科目 |
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「社会福祉方法原論」「社会福祉援助技術演習」「社会福祉学専門演習T・U」 |
成績評価の方法 |
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1.履修者は、授業のための打ち合わせとグループワークによる授業回(10回分)に原則としてすべて出席し、あわせて担当教員の指導を受けなければならない。2.以下の項目を勘案し、 A B C Dで評価する。@「社会福祉援助技術実習指導支援演習レポート」の提出、A毎回の授業参加の記録、B学習支援の内容 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>宮田和明、他 <テキスト名>『5訂 社会福祉実習』 <出版社>中央法規出版 |
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