コミュニティ心理学

科目名	コミュニティ心理学

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	後期開講	長谷屋　誠

テーマ

コミュニティ心理学とは何か（基礎入門）

科目のねらい

＜キーワード＞
人と環境の適合　　コミュニティ意識
コンサルテーション　　予防的介入

＜内容の要約＞
コミュニティ心理学における「コミュニティ」とは、物理的な空間である地域社会だけでなく、個人が社会的・心理的空間として属しているとみられているものも含んでいる。これら様々なコミュニティに内在する諸問題を　「人と環境との適合」という視点から解決をめざすコミュニティ心理学の理念や目標、実践活動について紹介する。

＜学習目標＞
・コミュニティ心理学の基礎を理解し、コミュニティ心理学の理念と特徴について説明できる。
・コミュニティ心理学の実践について学び、コミュニティ心理学的発想を将来の活動に利用できる。

授業のながれ

１．オリエンテーション　コミュニティ心理学とは？　　歴史的背景
２．コミュニティ心理学の基本理念と目標　　　　　人と環境の適合、治療より予防、生態学視座、多様性の尊重ほか
３．コミュニティ心理学における重要なテーマ①　　地域精神衛生
４．コミュニティ心理学における重要なテーマ②　　コンサルテーション
５．コミュニティ心理学における重要なテーマ③　　危機介入
６．コミュニティ心理学における重要なテーマ④　　ソーシャルサービスとヒューマンサービス
７．コミュニティ心理学における重要なテーマ⑤　　職場のストレス
８．コミュニティ心理学における重要なテーマ⑥　　エンパワメント
９．実践活動の実際①　　　予防的介入
１０．実践活動の実際② 病院におけるグループ療法
１１．実践活動の実際③ スクールカウンセラーの学校適応
１２．実践活動の実際④ コンサルテーション
１３．実践活動の実際⑤ 教育現場の実態（教育相談）
１４．実践活動の実際⑥ 教育現場の実態（特別支援教育）
１５．まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

コミュニティ心理学の理念は、限定した考えでなく読み替えが可能です。分かりやすく、魅力を感じてもらえるよう具体的な事例を交えてお話しするつもりです。一方的な講義でなく、双方向的に進めることで理解を深めたいので、積極的に質問をして欲しいと思います。他者の迷惑になるので、私語は厳禁でお願いします。
各授業ごとにコンパクトにまとめたレジュメを用意し、それに従って講義を進めます。

本科目の関連科目

「地域福祉論」「社会心理学」「臨床心理学」「精神医学」

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

0％
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90％
10％

筆記試験を実施する。基本的には、筆記試験で成績を評価するが、救済措置として出席状況などを参考にする。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）