科目名 | 歴史の学びT |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 前期開講 | 今村 直樹 |
テーマ |
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現在を生きるために学ぶ日本近世史・近現代史 |
科目のねらい |
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<キーワード> 日本近世史 日本近現代史 現代社会の歴史的位置 <内容の要約> 皆さんにとって「歴史」といえば、中学校・高校時代に受けた授業の経験などから、「事実・人物名などを羅列した暗記もの」というイメージが強いだろう。どこかとっつきにくく、固いイメージもあるかもしれない。 しかし、私たちは無意識のうちに、「歴史」を身近なものとしながら、現在を生きている。例えば、私たちが何らかの判断を下そうとするとき、その判断材料とするのは、自身のなかに蓄積された過去の事例や経験である。現在を生きるさいに必要なものとして振り返られる過去、それも「歴史」なのであり、この講義ではそうした観点から、日本近世史(江戸時代)・近現代史(明治・大正・昭和時代)を振り返っていくことにしたい。 授業の流れとしては、「なぜ、歴史を学ぶのか」という疑問を検討した後、とくに現代社会と深い関係を有する江戸時代以降の日本近世史・近現代史を、現代的な関心のもとにたてたトピック別に概観していく。なぜ、江戸時代から検討を始めるのか、そして取り上げた歴史と現在とはどのように結びつくのかについては、講義のなかで説明することにしよう。 <学習目標> 私たちを取り巻いている、現代日本社会のいくつかの構成要素が、歴史のなかでどのようにして形成されてきたかについて、考える力を培うことができる。 上記の点とかかわって、私たちを取り巻く、現代社会の「常識」とされているものに対して、批判的な眼差しをもつことができる。 |
授業のながれ |
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プロローグ―現在を生きるために学ぶ日本近世史・近現代史 なぜ、歴史を学ぶのか? 現代日本社会の歴史的位置@ 現代日本社会の歴史的位置A 近世社会の成立 東アジアのなかの近世日本 日本型組織とボトムアップ型意思決定 行政と官僚の誕生 日本人と勤勉@ 日本人と勤勉A 日本社会の近代化 国民意識と客分意識 国民国家と「創られた伝統」 戦争の歴史と私たち@ 戦争の歴史と私たちA |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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講義の内容は、いわゆる高校までに学習する日本史の理解とは、多少異なるものである。毎回の講義では参考文献を示すようにするので、分からない語句や説明などがあれば、文献にあたって復習するようにしてほしい。もちろん、講義後の質問も歓迎する。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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成績評価については、講義への出席と、時おり求める感想文などを加味した上で、最終的には講義終了後の課題レポートの内容をもって決定する。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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