科目名 障害者福祉論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 前期開講 大泉 溥

テーマ
実践科学としての障害者福祉論

科目のねらい
<キーワード>
社会問題としての障害者問題  障害者福祉の歴史と実践的展望
障害の概念と障害者の定義  障害者の実態と法・行政
障害者の労働・生活・文化

<内容の要約>
障害児・者の福祉は児童福祉や老人福祉とともに社会福祉の三大分野の一つだと言われる。 確かにそうに違いないのだが、 子どもや老人は人生のある特定の時期であるのに対して、 障害はその人の受障以降、 生涯にわたっての問題であるところに独自性がある。 それゆえ、 障害者福祉は社会福祉の原点をなすものだとも言われているが、 社会福祉一般では解決しえない固有な問題があるという点についてはとくに留意すべきである。  この講義では、 障害者福祉論の基礎的・基本的な理解を大切にしながら、 現代日本における障害者福祉の特徴や理論的・実践的な課題を明らかにする。 その中で、 社会福祉士国家試験の問題にも目配りした講義を試みたいと思う。

<学習目標>
1. 障害者の問題についての具体的イメージの形成
2. 障害者問題の全体像と障害者福祉の固有性の認識
3. 障害者福祉の基礎的・基本的理解
4. 障害者福祉論の実際的実務的理解
5. 障害者福祉論における理論問題への関心の涵養

授業のながれ
第1講   障害者福祉論の講義のねらい
第2講 社会問題としての障害者問題@
第3講 社会問題としての障害者問題A
第4講 社会問題としての障害者問題B
第5講 障害者福祉の歴史と理念@
第6講 障害者福祉の歴史と理念A
第7講 障害者福祉の歴史と理念B
第8講 障害の概念と障害者の定義@
第9講 障害の概念と障害者の定義A
第10講 障害の概念と障害者の定義B
第11講 障害者の実態と要求@
第12講 障害者の実態と要求A
第13講 障害者の実態と要求B
第14講 障害者の実態と要求W
第15講   障害者福祉の制度・行政
第16講 障害者の生活保障@
第17講 障害者の生活保障A
第18講 障害者の生活保障B
第19講 障害者の生活保障C
第20講 障害者の生活保障D
第21講 障害者の労働保障@
第22講 障害者の労働保障A
第23講 障害者の労働保障B
第24講 障害者の労働保障C
第25講 障害者の労働保障D
第26講 障害者の自立と支援@
第26講 障害者の自立と支援A
第28講   障害者福祉の実践と記録
第29講   障害者の文化
第30講   講義のまとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
講義の進行に応じて VTR を使用し、 その感想を書いてもらったり、 実践記録などの文献をもとにしたミニレポートを宿題としてとりくんでもらうようにします。  講義中の 「立ち歩き」 や 「私語」 は、 ご遠慮ください。 ノリが悪くなりますので・・・・。  レジュメをもとにした講義を行い、 ビデオなども適宜使用しますので、 視覚障害・聴覚障害などで受講に支障がある場合には申し出てください。 できるだけ配慮をします。

本科目の関連科目
「現代の社会福祉」 (1 年)、 「障害者心理学」 (3 年)

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
80%
20%
VTR の感想、 宿題ミニレポートを成績評価の参考とします。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>大泉 溥 <テキスト名>「実践記録論への展開−障害者福祉実践論の立場から−」 <出版社>三学出版
<著者>内閣府編 <テキスト名>「障害者白書 」(平成 21 年版)(2009 発刊予定) <出版社>



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