科目名 | 教育制度論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 片山 信吾 |
テーマ |
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現代の教育制度と教育改革 |
科目のねらい |
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<キーワード> 教育制度 教育政策 教育行政 教育法 教育改革 <内容の要約> この講義では、主に学校制度、教育行政の組織・運営を対象にして、日本の教育行政の理念、現状、課題を扱います。そのために、まず憲法・教育基本法の理念を理解した上で、義務教育、学校制度、最近の教育改革について検討していきます。 <学習目標> 教育制度の仕組みや働きについて基礎的な事項が理解できる。 近年の教育改革の方向性を踏まえて自らの見識が持てる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション 講義の内容、進め方、テキストなどについて説明します。 憲法・教育基本法の理念 憲法や教育基本法がどのような教育理念を持っているのか。 義務教育における「義務」と「権利」 日本の義務教育制度のなかで、誰がどのような権利、義務を持っているのかを理解します。 就学義務を問いなおす 不登校問題から、「就学義務」を問い直します。 障害児の就学 障害児の就学に関わる歴史と課題を概説します。 在日外国人・在外日本人の就学 国内の外国人、国外の日本人の就学問題の重要性と課題を認識します。 教育委員会制度の創設 教育委員会制度が創設された時代状況、理念を振り返ります。 教育委員会制度の展開 今日に至るまでの教育委員会制度の変容をたどっていきます。 近年の教育改革理念 選択と競争を重視する近年の教育改革の理念を概説します。 公立小・中学校の選択制 公立小・中学校で生徒・保護者が学校を選択できることの意義を考えます。 指導力不足教員の排除 指導力不足教員を排除する仕組みについて、最近の教員政策の中で検討します。 新しい教員評価システム 評価の結果を給与や昇任に反映させる教員評価システムの特徴と運用実態を取り上げます。 学校運営協議会 学校運営に保護者や地域の人々が参画するための制度の導入理由を探ります。 校長のマネジメント能力 校長の資質能力として企業経営的なマネジメント能力が求められていることを確かめます。 まとめ |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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受講にあたっては、テーマに対して自らの経験を省みつつ考察を深めてください。教員免許状を取得しようとする教職課程履修生にふさわしい受講態度を心がけてください。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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定期試験の得点を原則とし、受講態度、出欠状況を加味します。1)出席:欠席回数が多い場合には減点します。2)平常点:受講態度を繰り返し注意されるような場合は、退室を求め欠席扱いとします。3)筆記・レポート試験:筆記試験を行います。自筆ノート持ち込み。重要語句・事項の理解、テーマに関する自分の考えを問います。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>篠原清昭・原田信之編著 <テキスト名>『学校のための法学(第2版)』 <出版社>ミネルヴァ書房 |
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