科目名 現代福祉

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 吉村 輝彦

テーマ
国境を越えて考える「福祉開発」入門

科目のねらい
<キーワード>
ふくし  福祉社会開発
国際福祉  社会開発

<内容の要約>
日本と「南」の国々に共通する福祉的問題とそれに対する現代的アプローチについての入門講義です。視聴覚教材を取り入れ、1年生にも分かりやすい具体的なトピックを扱います。各分野の第一線に立つ他学部の教員や学外の活動家・専門家も含めたリレー講義とします。現代世界における「福祉」領域の広がりを、とくに、「福祉開発」の視点から概観するものです。既存の福祉制度の利用だけでなく、誰もが福祉を向上させることができる仕組みそのものを築くところまで視野に入れるのが「福祉開発」です。

<学習目標>
伝統的な「社会福祉」の概念とともに、さらに広い「ふくし」や「福祉開発」の考え方を知る。
日本から「南」の途上国世界を、また、途上国から日本を見る視点を身につける。

授業のながれ
イントロダクション:ゴミの山の子どもたちと「福祉開発」
福祉社会開発の概念とアプローチ
日本の福祉の歴史
イギリスにおける福祉国家の思想
ソーシャルワークという仕事:知識、技術、価値
貧困と福祉:社会保障とはどういうことか
コミュニティと福祉:「地域福祉」の理論と方法
健康格差と福祉:武豊町の高齢者サロンの試み
アジアの障害者の生活を通して考える福祉
お金によって切れたつながりをお金を通して再びつなぐ:NPO バンク
福祉のまちづくりを仕掛ける:大阪・北芝地区の実験
ホームレスの人々
コミュニティワークの経験から:日本とインド
福祉社会開発の視点とグローバルな広がり
「開発ソーシャルワーク」と「開発コミュニケーション」

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
講義において適宜薦められる参考文献のうち、自分が関心を抱いたテーマに関するもの少なくとも1冊は、必ず通読すること。講義では、みなさんからの質問を歓迎します。毎回、感想・コメントを提出してもらいます。

本科目の関連科目
「福祉社会入門」「異文化理解」「福祉開発」「開発ソーシャルワーク演習」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
70%
0%
0%
30%
日常の学習の積極性(感想・コメントの提出)と最終レポートの内容とを合わせて評価する。(概ね、出席点30点、学習の積極性30点、レポート40点)

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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