社会保障論

科目名	社会保障論

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
4	3	通年開講	石川　京子

テーマ

社会保障、社会福祉に関する相互の関連と相互的な知識を身につける。

科目のねらい

＜キーワード＞
「安心」の構造　　人生の継続性の保障
負担・給付の「平等」　　社会連帯

＜内容の要約＞
社会保障は、国家の責任により、その国のすべての国民を対象とする生活保障のための制度である。社会保障の最も基本的な目的は、国民の最低限度の生活確保とその安定である。さらに社会保障は所得の再分配、社会体制の維持などの重要な役割も果たしている。本講義では、医療保険、年金保険、介護保険、労働者災害補償保険、雇用保険などの社会保険制度をはじめとして、今日の日本の社会保障制度における諸制度の基本的な枠組み、日常生活との密接なかかわり、諸制度の給付内容、適用条件、給付が受けられる対象などの側面から諸制度を学習していく予定である。

＜学習目標＞
・社会保障を構成する諸制度に関する知識を習得する。
・負担と給付の「平等性」についての考察を深める。
・多様な課題の存在を理解し、総合的保障への方策を学ぶ。

授業のながれ

1.社会保障の発展と沿革
2.社会保障理念の発達
3.社会保障の概念と範囲
4.社会保障の財政
5.社会保障の機能
6.現代社会における社会保障の課題
7.社会保障制度の体系
8.社会保障制度の諸制度の概要
9.社会保障制度の国際動向
10.年金保険制度の沿革と体系
11.国民年金制度
12.厚生年金制度
13.その他の年金制度
14.年金制度の今後の課題
15.まとめ
16.健康保険制度
17.国民健康保険制度
18.老人保健制度
19.医療保険制度の課題
20.介護保険制度創設の背景と枠組み
21.保険給付の手続と内容
22.労災保険制度の沿革
23.労災保険制度の現状と課題
24.雇用保険制度の沿革
25.雇用保険制度の現状と課題
26.民間保険と社会保険
27.民間保険の現状
28.社会保険の管理運営体制
29.社会保険の管理運営業務
30.まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

本科目の関連科目

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

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50％
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中間試験、定期試験によって評価する。

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞福祉士養成講座編集委員会　＜テキスト名＞新版　社会福祉士養成講座5　社会保障論　第5版　＜出版社＞中央法規出版