科目名 健康・福祉工学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 野村 忠生

テーマ
健康・福祉工学を事例を中心に学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
人間特性の理解とものづくりの方法論  福祉用具と生活支援用具の製品展開
開発のコーディネート手法  製品の安全性

<内容の要約>
高齢社会に向けた高齢者・障害者にも使いやすくデザインの優れたモノとサービスの開発が求められている。 本講義では、 地域資源を活用した健康長寿に向けた福祉・生活支援用具産業の開発と産学連携コーディネータ活動 (公設試・科学技術交流財団、 大学など) の事例と企業事例から、使いやすく・デザインの優れたモノとサービスの開発方法 (開発プロジェクト、地域ネットワークなど)・製品の安全について、福祉用具や加齢配慮商品の商品化に必要なスキルと、利用者のニーズや地域資源を活用した新事業の創出方法について工学的視点を踏まえて追求する。なお、本講義は福祉工学科で福祉工学について学ぶため「福祉工学入門」に続いて配された科目であり、以後の福祉工学科のすべての科目に繋がる講義を展開してゆく。

<学習目標>
@ 健康工学・福祉工学に関する概要の理解
A 健康工学・福祉工学への工学的把握 (ニーズ・開発方法などの理解を深める)
B 福祉用具・生活支援用具 (共用品・サービス) の具体的事例から学ぶ

授業のながれ
1. 健康・福祉工学総論
2. 日本のライフサイエンス政策 「医療福祉研究と福祉産業政策」
3. 健康長寿とその技術論
4. 福祉用具・生活支援用具産業の現状と開発
5. 産学官コーディネート活動と地域資源 (研究シーズと技術)の展開事例
6. 福祉用具・生活支援用具の企業事例−@(外部講師)
7. 加齢配慮製品の商品化設計とスキル
8. 福祉・生活支援用具のコンセプトと開発手法
9 . 開発支援事例(失敗事例と要因・成功事例)その1.技術及び研究シーズ活用
10. 開発支援事例(失敗事例と要因・成功事例)その2.利用者ニーズ活用
11. 開発支援事例(成功事例と要因)その3.事業化
12. 福祉用具・生活支援用具の企業事例−A(外部講師)
13. 福祉・生活支援用具の誤用(事故)と製品安全(事故の背景・事例情報)
14. 製品化事例の体験と「レポート作成」
15. まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
講義中に私語、 携帯電話の操作など、 授業を妨害するすべてを禁止する。

本科目の関連科目
「福祉工学入門」はじめ、福祉工学科のすべての科目に繋がる講義。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
25%
25%
0%
50%
0%
授業内のミニテスト、 レポート、 期末試験により評価

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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