科目名 日本経済論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 後期開講 三輪 憲次

テーマ
日本の経済について知る

科目のねらい
<キーワード>
経済成長の減速  人口減少
財政破綻  金融不安
産業構造と雇用の変化

<内容の要約>
バブルの崩壊以後大きく変化しようとしている日本経済の現状を,これを理解するための基本的な理論を踏まえながら考えていく。


<学習目標>
人口減少,少子高齢化の進む日本経済の現状とこれからからが,わかる。
上記のことを判るための経済学の基礎的な考え方を身につけることができる。
経済発展・開発の経済学的な見方を身につけることができる。

授業のながれ
将来人口推計と少子高齢社会の到来
人口の経済学@ 第2の人口転換の到来
人口の経済学A 労働市場と出生・結婚
成長会計@ 経済成長・発展の基本的要因を考える
成長会計A 経済成長・発展のパターンとは?
ハロッド=ドーマー・モデル@ ハロッド=ドーマー・モデルとは?
ハロッド=ドーマー・モデルA 資本主義経済の不安定性とは―ナイフ・エッジ定理
ソロー・モデル@ ソロー・モデルとは?
ソロー・モデルA ソローの考えた経済成長―蓄積の黄金律とは?
産業連関論@ 産業連関表から,国民所得の3面等価の原則を知る
産業連関論A 投入係数表と需給均衡式を利用して,消費と投資が誘発する生産額を測定する
産業連関論B 逆行列表をつくる―逆行列表はどのように応用・利用できるか?
産業連関論C 産業連関論はどのように応用・利用できるか?
45度線分析と乗数理論@ 乗数理論の考え方を知る
45度線分析と乗数理論A 乗数理論の考え方は,どのように応用・利用できるか?
財市場の均衡を考える―IS曲線とは何か?
貨幣市場の均衡を考える―LM曲線とは何か?
IS-LM分析――IS-LM曲線を使って財政・金融政策の有効性を考えてみよう
失業形態と労働市場の需給を分析する
AS-AD分析―物価を考える
ケインズ対新古典派―自然失業率,マネタリストの登場
日本の労働市場と「格差」社会
景気の4つの波動と戦後日本の景気循環
失われた10年@ バブルの発生
失われた10年A バブルの崩壊と長期停滞
日本の貿易構造の変化と比較生産費説
国際分業の成立条件とその利益―貿易は世界の発展にとってなぜ重要なのか?
交易条件はどのように決定されるのか―オファー・カーブによる交易条件の決定を知る
ヘクシャー=オリーン・モデルによる貿易の説明―貿易の進展は世界の生産要素価格を均等化させていく傾向を持つ
まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
テキストとレジュメを併用して講義を進めていく。特に復習に重点をおいて,わからない事はどしどし質問するように心がけてください。

本科目の関連科目
「マクロ経済学」「ミクロ経済学」「財政学」「金融論」「国際経済」「労働経済学」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
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100%
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定期試験を基本にするが,随時小テスト,レポート等を課す事も想定しています。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>三橋規宏ほか <テキスト名>『ゼミナール日本経済入門』 <出版社>日本経済新聞出版社



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