科目名 経済統計

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 後期開講 上山 仁恵

テーマ
経済統計の見方と適切な統計処理を学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
経済統計データ  データベースの作成
エクセル  図表の作成
統計処理

<内容の要約>
「完全失業率」の"完全"とはどういう意味か、あるいは「有効求人倍率」の"有効"とはどういう意味か、答えられますか。みなさんは、レポートを作成したり、プレゼンテーションを行う際に、様々な統計データを用いますが、統計データで用いられている言葉の定義や、データの性質を理解せずに使ってしまうと、時には、自分の主張したいこととは異なるデータを提示してしまうという間違いを起こすこともあります。この講義では、各種の経済統計の「読み方」について学び、様々な図表や統計分析を行い、経済統計データから様々な特徴をとらえる手法を学びます。

<学習目標>
世の中の経済状況を判断する様々な経済統計データを知ることができる。
経済統計データを「適切に」読むことができる。
エクセルを用いて様々な統計分析ができるようになる。

授業のながれ
ガイダンス(特に、エクセル技能レベルの確認)
T.人口関連の統計データの見方をまなぶ@「国勢調査」
〃A「人口推計」
U.労働関連の統計データの見方を学ぶ@「労働力調査」(完全失業率)
〃A「一般職業紹介状況」(有効求人倍率など)
〃B「毎月勤労統計」(賃金、労働時間など)
〃C指数データの見方、および、指数データへの変換方法
V.景気関連の統計データの見方を学ぶ@「景気動向指数」
〃A「日銀短観」「「月例経済報告」など
〃B「在庫循環図」
〃C景気動向と労働市場との関連性
W.金融・物価関連の統計データの見方を学ぶ@消費者物価指数
〃A企業物価指数
〃B短期金利指標
〃C長期金利指標
〃D実質金利の概念とデータの実質化
〃Eマネーストック統計
前半のまとめと理解度の確認
X.国民経済計算(SNA)のデータの見方をまなぶ@GDP項目の理解
〃A名目GDPと実質GDP
〃BGDPデフレーター、および、他の物価指標との関係
〃C変化率の計算の確認
〃D寄与度の理解とその計算
〃E人口・労働・景気とGDPとの関連
〃F金融・物価とGDPとの関連
Y.国際関連の統計データの見方を学ぶ@国際収支
A為替レート
Z.各自のテーマで適切な統計データを収集し、その解釈と統計処理を行う@
〃A前回の続き
後半のまとめと理解度の確認

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
この講義は、パソコンを使用した授業である。特に、インターネットとエクセルがスムーズに使えることを前提とする。
パソコン教室で実施します。

本科目の関連科目
「経済学のための数学」「情報処理演習」「統計学T・U」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
70%
0%
0%
0%
30%
出席点30点(1点×30回)、および講義内における課題作成70点で評価を行う。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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