科目名 会計学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 足立 浩

テーマ
会計の基礎を学び、企業・事業体経営におけるその役割を理解する。

科目のねらい
<キーワード>
貨幣的に表現された企業・事業体活動の認識・測定・報告としての会計行為  企業会計の二大領域としての財務会計と管理会計

<内容の要約>
 会計は貨幣的に表現された企業・事業体等の経済的活動を認識・測定・報告するものです。それは、主として出資者・債権者など外部に向けて報告される財務会計と、経営者・管理者が企業・事業体経営を効果的・効率的に進めるために必要とする情報を作成・提供する管理会計との二大領域で構成されています。本講義では財務会計領域を主眼にしつつ、管理会計領域についてもその基礎的な部分について触れることとします。

<学習目標>
企業会計の基礎を学び、財務会計と管理会計とからなる会計の大枠について説明できる。
雑誌・新聞記事等を読み、現実の経済・経営現象のなかで会計が果たしている基本的な役割を理解できる。

授業のながれ
企業の経済活動と会計
財務会計と管理会計
貸借対照表
損益計算書(1)−損益計算書の構成
損益計算書(2)−直接原価計算による損益計算書
企業会計システム
貨幣性資産とキャッシュフロー計算書
棚卸資産と売上原価
固定資産と減価償却
設備投資の経済性計算
負債の会計
純資産の会計と株主資本等変動計算書
連結会計
財務諸表分析(1)−関係比率分析
財務諸表分析(2)−構成比率分析、趨勢分析等
原価間管理の意義
標準原価計算
利益計画の意義
損益分岐点分析
予算管理の意義
予算統制と責任会計システム
ゼロベース予算と戦略的予算編成
活動基準原価計算(ABC)の意義
ABCの有用性と課題
原価企画
品質原価計算の基礎概念
品質コスト分析
企業内部組織と会計
事業部制組織と業績評価
企業結合の会計

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
*学習準備の点では、@各講義日のテキスト該当部分について予習すること、A図書館等で会計学関連の図書を自主的に学習するこ  と、B雑誌・新聞記事等における会計関連記事を読み、現実の経済・経営現象のなかで会計が果たしている役割についての知見を広 げること。

*講義の妨げとなる私語その他の行為については、その都度指摘してやめさせます。注意にもかかわらず繰り返す場合には、他の受講 者への迷惑行為および私への業務妨害行為として室外への退出を求めることがあります。

本科目の関連科目
財務会計、管理会計、経営分析、経営財務論など。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
40%


60%

 今年度は定期試験を中心に、講義の進行に応じて数回の小テストを加味して評価します。小テスト実施の場合は、事前に対象範囲等について説明します。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>村田直樹 <テキスト名>企業会計の基礎理論 <出版社>同文舘出版



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