科目名 道徳教育の指導法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 井上 陽子

テーマ
道徳教育は、人間尊重の精神を基本として、児童・生徒一人一人が社会の形成者として「人間としての在り方・生き方」を考えあい、道徳的実践力を培うことを目標としている。このことは今日の児童・生徒を取りまく状況の中で益々重要な課題となっている。道徳教育の目標・内容を理解し、教育活動全体の中での道徳教育と道徳の時間における構想力と実践力を培う。

科目のねらい
<キーワード>
二つの道徳  子どもたちの生活現実
生き方と道徳

<内容の要約>
本講座では、今日の児童・生徒の生活現実を読み解くなかで、道徳教育の意義を理解し、道徳教育の授業構想力を培いたい。講座の内容を@ガイダンス・私にとっての道徳とはA道徳教育の目標と内容B児童・生徒の生活現実と道徳教育の意義C道徳の時間の授業づくりの4つで構成する。実践記録の分析、道徳教材の開発、グループ討論を通して実践的な構想力と指導力を養う。

<学習目標>
ガイダンスの中で、自身の道徳観を振り返り、問い直し、深める。
道徳教育の変遷を学び、現在の児童・生徒の生活現実を読み開くことを通して、今日的な道徳教育の意義と目標を理解する。
道徳教教育の教材開発の楽しさを感じ、実践的な構想力と指導力を養うことができる。

授業のながれ
〔1〕ガイダンス @あなたにとっての道徳とは?
〔1〕ガイダンス Aわたしにとっての道徳 グループ討論
〔2〕道徳教育の目標と今日的な意義@道徳教育の変遷A修身の教え
〔2〕道徳教育の目標と今日的な意義B学習指導要領
〔3〕道徳教育と生活指導@発達障害児と道徳教育 実践記録を読む
〔3〕道徳教育と生活指導A「非行」と道徳教育 実践記録を読む
〔3〕道徳教育と生活指導B虐待と道徳教育 実践記録を読む
〔3〕道徳教育と生活指導C実践記録の分析 グループ討論
〔3〕道徳教育と生活指導D実践分析についてグループ発表
〔3〕道徳教育と生活指導Eいじめ問題と道徳教育 グループ討論
〔4〕道徳の時間を創る@教材研究と授業のすすめ方
〔4〕道徳の時間を創るA心のノートと道徳教育
〔4〕道徳の時間を創るB読み物教材と道徳教育
〔4〕道徳の時間を創るC授業計画書の作成 グループ討論
まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
今を生きる子どもたちは、何に苦しみ、何を喜び、どんな希望をもって生きているのでしょうか。子どもたちのの生活現実を読み解き、一人一人が社会の形成者として生きていくために、今求められる道徳とは何かを探っていきたいと思います。そして、あなた自身の道徳観も共に問い直し深めていきましょう。レジュメを毎回用意します。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
0%
0%
40%
30%
グループ討論の参加状況、小テスト、定期試験を総合的に評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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