科目名 商業科教育法U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 伊藤 敦

テーマ
商業 (ビジネス) 教育の今後と将来への課題

科目のねらい
<キーワード>
経済のサービス化・経済のグローバル化  ICTの急速な進展
知識基盤社会  ビジネスコミュニケーション
商業倫理 (ビジネス倫理)

<内容の要約>
経済のサービス化、グローバル化,ICTの急速な進展すなわち本格的な知識基盤社会の到来は、伝統的商業教育にさらなる変化を要請することになった。遵法精神や起業家精神を身に付けたスペシャリストや将来の地域産業を担う人材の育成である。それは職業倫理に裏付けられた職業観・勤労観を伴った有為な職業人の養成でもある。したがってビジネスコミュニケーションに優れたスペシャリストの養成を本講座はめざすものである。平成22年1月公表の新学習指導要領の精神をも先取りしながら進めたい。

<学習目標>
1. 一層進んだ商業の専門科目の概要が理解できる。
2. 商業(ビジネス)教育の新しい動向が理解できる。
3. 職業倫理(ビジネス倫理)の重要性が理解できる。
4.望ましい職業観・勤労観が理解でき、また身に付けることができる。
5.ビジネスコミュニケーションの基本を学ぶことができる。

授業のながれ
1. 新学習指導要領について:平成22年1月文部科学省公表の新学習指導要領(商業編)の基本理念として、新しい商業教育の動向について学びます。
2. 新学習指導要領について:平成22年1月文部科学省公表の新学習指導要領(商業編)の基本理念として、今後の指導者として何を重点に学ぶべきかを学習します。
3. 新しい商業の専門教育の動向:新科目を意識しそれらを先取りする形で現行の指導要領の専門科目を学びます。
4. 模擬授業 (「ビジネス基礎」) @:授業テーマは授業発表者が指導単元とともに、自由に設定し@学習指導案A板書事項B授業資料をセットして模擬授業を行う。
5. 模擬授業 (「ビジネス基礎」)A :同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
6. 模擬授業 (「ビジネス基礎」) B:同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
7. 模擬授業 (「簿記会計」)@:同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
8. 模擬授業 (「簿記会計」)A:同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
9. 模擬授業 (「情報処理」):同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
10. 模擬授業 (「経済活動と法」):同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
11. 模擬授業 (「マーケティング」):同  上 ただし、模擬授業をめぐり受講者全員による意見・感想のための話し合いと担当教官による指導を行う。
12. 模擬授業 (「課題研究」):テーマ《アントレープレナー教育の一事例》、授業発表者が資料を調査研究し、課題研究の指導形態と内容について発表
13. 模擬授業 (「課題研究」):テーマ《商業教育と検定資格について》、全国の商業高校に実態について調査し、本来の検定教育の在り方を模索する。
14. 模擬授業 (「課題研究」):テーマ《経済不祥事件》、不祥事件ニュース、過去の事例と判例研究を下に授業を展開する。
15.高校の商業の専門教育と普通(教養)教育:高校段階でのスペシャリスト育成と将来の職業人のための教養教育の必要性についてレポート作成と意見交換

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
本科目の履修についての条件は以下のとおりです。 @日商簿記 3 級及びワード・エクセル (表計算) の基本をマスターしておくこと。(力不足の場合にはいずれも自学自習が条件となる。) A受講時は座席指定とします。 B教職の重要性を理解していること。C政治・経済・外交等一般的な時事問題に関心を持っていることも教職を目指す学生として最低限の条件です。Dまた、専門教育に関わる将来の指導者とはいえ、国際競争が熾烈を極める昨今、それだからこそ正統な国家観、歴史観を持っておくことが大切です。Eまた、「私語について注意を受けること」などは教職を希望する学生にとっては論外でと思います。

本科目の関連科目
「マーケティング」 「現代の流通」 「簿記演習T・U・V」 「会計学」 「経営学」 「法学」 「民法」「会社法」一度左記の科目について高校の教科書と比較してほしい。高校の専門教育の質の高さが理解できるでしょう。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%
10%
0%
70%
10%
定期試験の素点×0.7+(課題・小テスト 10 点+レポート 10 点+その他 10 点) その他=模擬授業+受講姿勢等 受講姿勢のうち、意見発表のための発言内容、姿勢、回数等積極的な姿勢を重視し、定期試験その他の事項と共に総合的に評価します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>文部科学省 <テキスト名>高等学校学習指導要領(商業編) <出版社>実教出版



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