科目名 商業科教育法T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 伊藤 敦

テーマ
商業 (ビジネス) 教育の概要と指導内容

科目のねらい
<キーワード>
ビジネスの基礎基本  マーケティング能力
国際交流能力  会計活用能力
情報活用能力

<内容の要約>
商業 (ビジネス) 教育とは何か、 その理念と内容について学びます。 商業教育は専門教育です。 商業の専門科目は実は大学の商学部、 経済学部、 経営学部、 法学部で学ぶ内容とその基本については同じです。 商業高校生の大部分は商業の専門科目に果敢に取り組み一定の成果をあげています。  流通ビジネス、 国際経済、 簿記会計、 経営情報の各分野について共通する指導法の基礎・基本について学びます。

<学習目標>
1. 商業 (ビジネス) 教育の基本理念が理解できる。
2. 商業の専門科目の基礎基本と指導法を会得する。
3. 授業実践と指導法の基本が理解できる。

授業のながれ
1. 商業教育の歴史と理念:商業教育の120年の伝統を振り返ります。明治12年創立の市立下関商業、市立名古屋商業、北海道函館商業、県立岐阜商業等の伝統を紹介します。
2. 商業教育の目的と目標:現行学習指導要領の概要について学びます。高校の専門教育(職業教育)の意義について学びます。
3.改訂学習指導要領 (商業編) と専門科目:教科の組織を学習し商業(ビジネス)教育の輪郭を捉えられたらいいと思います。
4. 授業方法と学習指導案の作成について:学習指導案のサンプルを基に自己の学習指導案作成のための説明とトレーニングを行います。
5. 模擬授業 (「ビジネス基礎」)@:授業テーマは模擬授業実践者が指導単元と共に設定し、@学習指導案A板書計画B授業用参考資料をセットし全員に配布する。
6. 模擬授業 (「ビジネス基礎」)A:上記と同様に扱う。ただし、学習指導要領の内容、平成22年1月公表の新指導要領の傾向すなわち、新しい商業教育の動向荷ついても触れる。
7. 模擬授業 (「簿   記」)@:上記と同様に扱う。さらには、授業発表者に対する意見(授業の改善提案など)・感想を話し合いによって深めてゆく。
8. 模擬授業(「簿   記」)A:上記と同様に扱う。したがって積極的な発言、助言、意見交換が授業の重要な要素を構成する。
9. 模擬授業 (「マーケティング」)@:上記と同様に扱う。
10. 模擬授業 (「マーケティング」)A:上記と同様に扱う。
11. 模擬授業 (「経済活動と法)@:上記と同様に扱う。事例研究もありうる。「課題研究」に転用可能。
12. 模擬授業 (「経済活動と法)A:上記と同様に扱う。判例研究もありうる。。「課題研究」に転用可能。
13.模擬授業(課題研究):上記と同様に扱う。
14. 事例研究@: 商業教育とキャリア教育
15. 事例研究A:スペシャリストの育成と 職業観・勤労観の養成

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
本科目の履修について、予習復習なくして本科目の真のマスターは不可能。1時間毎の指導内容は濃い。全出席を強く希望します。留意事項は以下のとおり。 @日商簿記 3 級及びワード・エクセル (表計算) の基本をマスターしておくこと。簿記の基礎知識のない場合は自学自習が本科目受講の前提である。 A受講時は座席指定とする。B教職の重要性を理解していること。C私語厳禁(授業妨害に相当し他に及ぼす影響は甚大である。)Dビジネスの専門教育とは言え、国際競争が激烈さを増す中、それだからこそ正統な国家観、歴史観をもってビジネス教育を進めなければならないでしょう。

本科目の関連科目
「マーケティング」 「現代の流通」 「簿記演習T・U・V」 「会計学」 「経営学」 「法学」 「民法」「会社法」等大学でのテキストと比較して欲しい。高校のレベルの内容が大学のそれと比較し何ら遜色あるものでないことがわかると思います。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%
10%
0%
70%
10%
定期試験の素点×0.7+(課題・小テスト 10 点+レポート 10 点+その他 10 点) その他=模擬授業+受講姿勢等総合的に評価します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>文部科学省 <テキスト名>高等学校学習指導要領(商業編) <出版社>実教出版



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