科目名 物理療法学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 坂野 裕洋

テーマ
物理療法の基礎を学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
「物理的刺激」  「生体反応」
「適応・禁忌」

<内容の要約>
物理療法学では、熱や電気、光などの物理的刺激や牽引、振動などの機械的刺激を生体に適用し、それによって生じる様々な生理反応を治療に応用する物理療法について、その生理学的作用機序や適応と禁忌、その具体的な実施方法を理解することを目的とする。

<学習目標>
◇ 物理療法の歴史や理学療法における意義や位置づけ、種類などを理解する。
◇ 臨床において物理療法の適応が多い関節可動域障害と疼痛の病態生理についても説明できる。
◇ 各種療法による生理反応とその効果、ならびに臨床における適応と禁忌などについて理解する。

授業のながれ
1 物理療法の歴史、理学療法における意義について
2 物理療法の区分と各種療法の刺激媒体について
3 関節可動域障害・疼痛の病態生理学
4 熱物理学、熱の種類と各種温熱療法との関係
5 熱刺激による生理反応、各種温熱療法について
6 ホットパック、パラフィン浴について(体験実習)
7 エネルギー変換療法(極超短波など)について(体験実習)
8 超音波療法について
9 赤外線、その他の温熱療法について(体験実習)
10 全身浴、部分浴について
11 冷刺激による生理反応、各種寒冷療法について
12 電気刺激による生理反応、各種電気刺激療法について
13 紫外線療法、レーザー療法について
14 頸椎・腰椎牽引療法について
15 最近の物理療法研究トピックスについて

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
物理的刺激によって生体に引き起こされる様々な生理反応を理解するためには、解剖学や生理学などの基礎知識の修得が不可欠である。そのため、1年次に学習した内容については十分に復習しておくことが望ましい。また、講義中に簡単なデモンストレーションを行うこともあるため、実習に適した服装(Tシャツと短パン)を常備しておくこと。

本科目の関連科目
◇ 「物理療法学実習」、理学療法専門科目全般

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
0%
0%
70%
10%
その他の成績評価項目として以下の項目を挙げる。 ◇ 出席状況;毎回出席をとる。遅刻/早退(授業開始/終了の20分)、欠席については素点より減点。 ◇ 受講態度;加点項目:教員からの質問に対する回答と講義開始時に行う小テスト、減点項目:居眠りや私語。 ◇ 定期試験において40点以下の場合は、本講義内容の理解と物理療法に関する知識の習得が、著しく乏しいと判断されるため、追試・再試は行わず次年度に再度科目履修を課す。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>細田多穂(監修)、木村貞治・他(編集) <テキスト名>『シンプル理学療法シリーズ 物理療法学テキスト』 <出版社>南江堂



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