科目名 生徒指導論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 池田 憲一

テーマ
学級担任として自主的・自治的な活動を指導することを通してどのような児童生徒を育てるのか、とりわけ子どもの発達的苦悩の理解 (受容、共感)、および指導方法(指導・支援・援助)について学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
個性の伸長  他者との関係性
生きづらさ  集団づくり

<内容の要約>
生徒指導とは、児童生徒「一人一人の個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や能力・態度を育成し、さらに将来において社会的に自己実現できるような資質・態度を形成していくための指導・援助であり、個々の生徒の自己指導能力の育成を目指す」ものである。個々の児童生徒は、「生きづらさ」を抱えて生活している。だからこそ学級担任として、児童生徒に他者とのつながりや出会い直しを通して、他者との関係と自己の自立の意味を学ぶことを援助し導く必要がある。生活指導の諸課題を継続的に探りながら具体化する実践形態に集団づくり実践がある。

<学習目標>
学級集団づくりの構造を理解することができる。
学級担任として指導する文化活動についてのイメージを豊かにできる。
発達的苦悩を抱えた子どもたちへのアプローチの原則を身につけることができる。

授業のながれ
現在の学校と子ども
「生徒指導」の基本的な考え方
教育実践とは何か
実践記録を読む(1)
学級担任のしごと
学級集団づくりの構造
学級づくりの年間計画
実践記録を読む(2)
文化活動の指導
学級行事の原案づくり
子どもの権利条約と生徒指導
教育相談と進路指導
実践記録を読む(3)
働くルールの学習
生徒指導のまとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
講義は、問題提起と討論を基本とし、自分で考えることを大切にして、多様な意見から体験的に学んでもらいたい。講義中、 参考文献や実践記録を紹介するので、できるだけたくさん読んでください。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
0%
0%
40%
30%
出席を重視します。出席は、講義後の感想・小レポートの提出をもって判断します。感想文は評価とは無関係です。感想・小レポートはプリントアウトすることがある。 課題の提出 (小レポート)、 最終試験をもとに総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>大西忠治 <テキスト名>『大西忠治「教育技術」著作集』 <出版社>明治図書 1991年
<著者>阿部 彩 <テキスト名>『子どもの貧困』 <出版社>岩波新書 2008年
<著者>野村克也 <テキスト名>『野村再生工場』 <出版社>角川書店 2008年



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