日本福祉大学 社会福祉学部

英語演習T

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
2
通年
井 上 准 治

テ|マ シェイクスピアを下敷きに短編映画作りで英語文化を楽しもう

科目のねらい
【キーワード】 シェイクスピア 短編映画 想像力 
<内容の要約> 
 “Now is the winter of our discount!”(「お待ちかね当店恒例冬のバーゲンセール!」) という垂れ幕が以前ニューヨークのブティックに見られましたが、 実は、 これはシェイクスピアの 『リチャード三世』 冒頭の台詞“Now is the winter of our discontent made glorious summer....”(「我らをおおっていた不満の冬もようやく去り、 栄光の夏が来た……。」 のもじりです。 この様に何気なくシェイクスピアの台詞が、 「常識」 として組み入れられ、 キャッチコピーになったりします。 翻訳文と合わせながら英語で読み、 いくつかの場面を合わせて短編映画に仕立ててもらいます。 この過程で、 福祉の分野でも重要な想像力を豊かにすることを目指します。 
<学習目標> 
 英語の音現象の基本を具体的な台詞の発声練習で身につける。
 映画製作を通して想像力と創造力を開発する。

授業のながれ
<前期>
1. イントロダクション (授業の進め方等について説明します。)
2. いくつかの名場面を指定しますので、 その前後の英語原文のせりふを、 日本語訳なども参考にしながら、 理解し、 発声する。 進行は柔軟にしたいと思いますが、 せりふのリズムや間など丁寧に練習してもらうつもりです。
3. その間、 適宜、 利用可能な関連映画などを鑑賞。
<後期>
1. 具体的な作品の名場面のいくつかを短編映画にすることを前提に、 作品の理解を深める。
2. 絵コンテ (四コマ漫画のような段取り絵) 製作、 それに基づくせりふや動きなどの練習をする。
3. 教室内外でのロケでデジタルビデオ映画を撮影し、 アフレコや音入れを加えて編集する。
 

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 短編映画作りを通して、 英語のリズムやスピード感を身につけるだけでなく、 その背景の文化を体験し、 人間理解のための想像 (創造) 力を養うことが目標ですので、 本気で気合を入れて、 でも楽しく、 取り組んでほしいと思います。 みんなで協力して製作するものですから遅刻や欠席はしないでください。 
<本科目の関連科目>

 「物語と人生」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他





 出席状況と制作過程における各自の役割 (裏方も含めて) と上映成果を見たうえで判断します (いわゆる試験のようなものはありません)。

テキスト □ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
■ 未定 (最初の授業で指示する)
【備考】
 適宜プリント、 台詞 (せりふ) の入った CD、 DVD などを用意します。



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