日本福祉大学 社会福祉学部

コミュニケーション論 (社)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
半期
片 山 善 博

テ|マ 現代におけるコミュニケーションの意義と問題について考える

科目のねらい
【キーワード】 他者 共感 承認 共生 身体 
<内容の要約> 
 現代社会は、 一方で、 大規模な自然破壊をもたらし、 さらには経済的対立を軸とした政治的・文化的対立を激化させてきたが、 他方で自然や他者とのつながりを重視していくさまざまな思想的試も生み出してきた。 他者とともにいかに生きていくことができるかという共生にかかわる議論を踏まえ、 自然や他者とのつながりをいかに豊かにできるかを、 コミュニケーションという視点から、 考察してみたい。 
<学習目標> 
・異なる立場にある他者とのコミュニケーションついて理解することができる。
・コミュニケーションがどのような力関係から成り立っているかを理解することができる。
・自他の文化的背景について理解することができる。
・自分の立場に固執せず、 他者の視点から自己のあり方を検討することができる。

授業のながれ
1. 授業の概要
2. 差異とつながり
3. 環境とコミュニケーション
4. 人権思想とコミュニケーション
5. 共感とコミュニケーション:共感と他者理解
6. 承認とコミュニケーション:相互に認め合う論理−−−相互承認論
7. 差別や抑圧の撤廃はいかにしたら可能か:フェミニズム
8. 差別や抑圧の撤廃はいかにしたら可能か:優生学
9. 差別や抑圧の撤廃はいかにしたら可能か:ケアの視点
10. 現代の承認論とコミュニケーション:Ch. テイラーと多文化主義
11. 現代の承認論とコミュニケーション:A. ホネットの承認論
12. 現代の承認論とコミュニケーション:J. バトラーとジェンダー論
13. 身体とコミュニケーション:身体と他者の関係について
14. グローバル化とコミュニケーション:情報化の問題、 共生社会の構想
15. まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 できるだけ意見表明の場を設けるので、 積極的に授業に参加してほしい。
 レジュメ等を配るので、 授業の前や後に読んでおくこと。 
<本科目の関連科目>

 「コミュニケーション・スキル」 「哲学」 「社会学」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他

70%


30%
 授業中の意見表明のアンケートと期末レポート試験の総合評価。

テキスト □ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
■ 未定 (最初の授業で指示する)



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