日本福祉大学 子ども発達学部

教育心理学概論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
半期
木 村 美奈子

テ|マ 教育に関連する様々な心理学的知識を得るとともに、 実際に 「教える」 ことを体験する

科目のねらい
【キーワード】 教授法 動機づけ
<内容の要約>
 教育には (1) 「教師」 の要因:どのような教師が教えるか、 (2) 「学習者」 の要因:どのような学習者に対して教えるか、 (3) 「教授法」 の要因:(どのような内容を) どういった手法で教えるか、 といった要因がかかわる。 これらの要因を概観した後、 実際に各自が 「教師」 となって 「教える」 活動を体験するジグソー学習を実習により体験する。 また、 LD、 ADHD、 自閉症について理解を深め、 どのように学習面のサポートを行っていくかを学ぶ。
<学習目標>
 教育心理学における基礎的な知識を身に付ける。
 実際に 「教える」 ことを体験し、 「上手な教え方とは何か」 を考える。
 教えた範囲についてテストを作成・実施・採点し、 「妥当な評価」 とは何かを考える。
 LD、 ADHD、 自閉症についての理解を深める。

授業のながれ
1. オリエンテーション
2. 教師の要因 (1) 職業観 
3. 教師の要因 (2) 教師期待効果 ハロー効果
4. 教師の要因 (3) PM 理論
5. 学習者の要因 (1) 動機づけ
6. 学習者の要因 (2) IQ パーソナリティ
7. 学習者の要因 (3) 学習法
8. 教授法 (1) 講義法 発見学習 有意味受容学習
9. 教授法 (2) プログラム学習 習熟度別学習 
10. 教授法 (3) 集団学習・共同学習
11. 実習 (1) ジグソー学習 1 調べ物学習、 教えあい学習
12. 実習 (2) ジグソー学習 2 テストを作成してみよう
13. 実習 (3) ジグソー学習 3 テストを実施・採点してみよう
14. 障害について考える LD、 ADHD、 自閉症の理解と学習面のサポート
15. テスト

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 その日の授業テーマについて、 授業後に文献やインターネットで調べるなど、 自主的に学習を進め、 自分の意見を持つ努力をしてほしい。
<本科目の関連科目> 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他





 定期試験を 50%、 ジグソー学習での 「教え方」 の評価 (学習者からの評価による) を 20%、 ジグソー学習で学んだ事柄について実習として行なった作成テストの得点を 30%とする。 したがって、 一連の 「ジグソー学習」 の実習に参加できないものは、 定期試験で満点であっても本科目の評価は 50 点となってしまうため、 基本的には定期試験の受験資格も無いものとする。 (ただし、 やむをえない事情のある者については個人的に相談に応じる)

テキスト □ テキストを使用する
■ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
 



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