日本福祉大学 子ども発達学部

子ども発達学入門 (心理臨床学科)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
半期
前 原 清 隆

テ|マ 子どもの発達支援と心理臨床・教育実践のしごと

科目のねらい
【キーワード】 発達支援 心理臨床 教育実践 キャリア形成 子どもの権利 リレー講義
<内容の要約>
 21 世紀になったにもかかわらず、 複雑化する現代社会のなかで、 新たな子どもの問題が発生しています。 「子ども」 と 「発達」 の専門性の視点から、 家族や教育現場と心理臨床に関わる職業の専門的な連携がますます求められています。 この講義は、 心理臨床学科の学科専門教育への導入として、 人間のライフステージを踏まえ、 現代の 「子ども」 の発達理解と教育実践・心理臨床の仕事を様々な観点から深めてきます。 今日、 どんな場でどんな仕事が教育職・心理専門職としてあるのか、 そこでの現状と課題、 教育と福祉の連携の大切さをリレー講義によって学びます。 そして、 子どもの権利を実質的に豊かに保障する視点を深めていきます。
<学習目標>
@ 1 年次の学科共通の入門的な専門科目として、 これから学ぶ専門学習の領域の見通しを理解し、 今後の学習への問題関心を形成していく。
A 現代社会における 「子ども発達」 の課題を整理し、 心理臨床学科での学科共通の総合的な視点 (発達福祉、 教育福祉等) を習得する。
B @、 Aをとおして、 進路・就職に向けてのキャリア形式をはかり、 資格・免許取得の目標を高める。

授業のながれ
第 1 回 (4 月 8 日):オリエンテーション    子ども発達学入門で学ぶこと
第 2 回 (4 月 15 日):歴史のなかの子どもたち (ラジオ放送 「犬の消えた日」 を聴く)
第 3 回 (4 月 22 日):新入生セミナーを振り返る    講演・交流の感想
第 4 回 (4 月 29 日):格差社会と子ども
第 5 回 (5 月 13 日):現代社会と子ども
第 6 回 (5 月 20 日):特別なニーズを持つ子どもと親を支える
第 7 回 (5 月 27 日):虐待と子育て支援
第 8 回 (6 月 3 日):出生時の子育て支援
第 9 回 (6 月 10 日):中学生・高校生の心の悩み
第10回 (6 月 17 日):中学校・高校教諭の仕事と中等教育の課題
第11回 (6 月 24 日):特別支援学校における教育の課題
第12回 (7 月 1 日):保育士・教師を支援するコーディネーターの仕事
第13回 (7 月 8 日):子どもの健康と保健
第14回 (7 月 15 日):少年犯罪の現状と課題
第15回 (7 月 22 日):まとめと筆記試験
   *なお、 担当講師の教育研究・校務上の都合で、 若干日程を変更する場合があります。

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 心理臨床学科の入門的専門科目で全員履修の扱いです。 今後の学びの動機づけにもなるので、 しっかりと出席しましょう。 子ども発達学部所属の教員を中心にゲスト講師をお招きして、 リレー講義の形式で授業を進めます。 自分の進路・職業への目標ほ定め、 高めていくと同時に、 関連分野の教育職・心理専門職の理解を深めていきましょう。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他(出席)



80%
20%
子ども発達学科の入門的専門科目 (全員履修) なので、 以下の基準で評価を出します。
 @ 毎回、 ミニレポートを提出してもらいます。 これが出席点 20%になります。
 A 毎回の講義のキーワードを中心にした学期末テスト (80 点満点) を行います。
 B 以上を基本にして評価します。

テキスト □ テキストを使用する
■ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
毎回、 授業でレジュメ・資料を用意します。



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