日本福祉大学

日本福祉大学　子ども発達学部

子ども発達学入門（子ども発達学科）

単位数	学年配当	開講形態	教員名
2	1	半期	亀　谷　和　史

テ｜マ	子どもの発達支援と教育実践を支える保育・教育のしごと

科目のねらい

【キーワード】リレー講義　発達支援と保育・教育実践　キャリア形成　子どもの権利
＜内容の要約＞
　21 世紀になったにもかかわらず、複雑化する現代社会になかで、新たな子どもの問題が発生している。「子ども発達」の総合的な視点から、保育・教育に関わる職業の専門的な連携がますます求められている。この講義は、子ども発達学科の学科専門教育への導入として、人間のライフステージを踏まえ、「子ども」の発達理解と教育実践を様々な観点から深めていく。今日、どんな場でどんな仕事が保育・教育職として行なわれているのか、そこでの課題や福祉との関連をリレー講義によって学び、これからの＜子ども発達学＞を展望する学習の視点を提起していく。
＜学習目標＞
①　１年次の学科共通の入門的な専門科目として、これから学ぶ専門学習の領域の見通しを理解し、今後の学習への問題関心を形成していく。
②　現代社会における「子ども発達」の課題を整理し、保育専修・初等教育専修に共通する総合的な視点（発達福祉、教育福祉等）を習得する。
③　①、 ②をとおして、進路・就職に向けてのキャリア形成をはかり、資格・免許取得の目標を高める。

授業のながれ

第 1 回：オリエンテーション　子ども発達学入門－－－子どもの発達援助と実践を支える保育・教育のしごと
第２回：保育所での保育士の仕事に求められるもの
第３回：幼稚園教諭の仕事に求められるもの
第４回：小学校教諭の仕事に求められるもの
第５回：学童保育の現状と課題
第６回：子育て支援の仕事にもとめられるもの
第７回：虐待問題への取り組み
第８回：養護施設の現状と課題－－－被虐待児の保育と心理臨床
第９回：不登校・引きこもりへの対応
第10回：小児保健と子育て支援－－－小児科医の立場から
第11回：障害の早期発見と心理の仕事
第12回：発達障害児に取り組む保育士・教師－－－障害児施設での療育支援　
第13回：特別支援学校教諭の仕事と課題
第14回：まとめ－－－子どもの権利と子どもの未来
第15回：学期末試験　　　　＊なお、ゲスト講師の日程上の都合で若干、変更する場合があります。

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

　子ども発達学科の入門的専門科目で全員履修の扱いです。今後の学びの動機づけにもなるので、しっかりと出席しましょう。子ども発達学科所属の教員を中心にゲスト講師をお招きして、リレー講義の形式で授業を進めます。自分の進路・職業への目標を定め、高めていくと同時に、関連分野の保育・教育専門職の理解を深めていきましょう。

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

％
％
％
80％
20％

　子ども発達学科の入門的専門科目（全員履修）なので、以下の基準で評価を出します。
①　毎回、ミニレポートを提出してもらいます。これが出席点 20％になります。
②　毎回の講義のキーワードを中心にした学期末テスト（80 点満点）を行います。
③　以上を基本にして評価します。

テキスト	□ テキストを使用する ■ レジュメを使用する □ 未定（最初の授業で指示する）	毎回、授業でレジュメ・資料を用意します。