日本福祉大学 経済学部

生涯教育計画 〈社会教育主事任用資格課程〉

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
3
通年
上 原 直 人

テ|マ 生涯教育を歴史的視点と公共性の視点から学ぶ

科目のねらい
【キーワード】 社会教育 社会教育行政 公共性 指定管理者制度 住民自治
<内容の要約>
 本講義では、 前期においては、 生涯教育を歴史的視点から理解を深める。 政治社会構造の変容と教育のあり方がどのように変化していったのかを中心に学ぶ。 後期においては、 生涯教育を、 公共性の観点から理解を深める。 生涯教育をとりまく制度の変容や、 生涯教育を支える住民自治などを中心に学ぶ。
<学習目標>
1. 政治社会構造の変容が生涯教育にいかなる変化をもたらしたかを説明できる。
2. 生涯教育を公共性の視点から理解ができる。
3. 住民投票や指定管理者制度など、 公共性にかかわる制度について説明できる。

授業のながれ
1. 前期の講義の狙いと概要
2. 生涯教育と社会教育
3. 戦前における公教育制度の成立
4. 1920 年代における社会教育の制度化
5. 近代における地域青年組織の変遷
6. 戦時体制下の人々の暮らしと教育
7. 戦後直後の社会状況と人々の暮らし
8. 戦後教育 (学校教育・社会教育) の再出発
9. 社会運動と教育
10. 集団就職の時代と農村青年の進路
11. 高度経済成長と地域の変容と教育
12. 冷戦構造下における政治と教育−阻害された子どもたちの学び−
13. 生涯教育という言葉の広がりと日本における受容
14. 現代の生涯教育をめぐる現状と課題
15. まとめ 16. 後期の講義の狙いと概要
17. 福祉国家の成立
18. 福祉国家の変容
19. 社会政策と生涯教育
20. 法人制度の概要
21. 公益法人問題
22. 教育と NPO
23. 指定管理者制度の概要
24. 指定管理者制度と文化施設
25. 指定管理者制度と生涯教育施設
26. 住民投票と討議デモクラシー
27. 構造改革と教育改革
28. 生涯教育と公共性 (1)
29. 生涯教育と公共性 (2)
30. まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 本講義では、 学生数にもよるが、 学生同士による討論の時間なども随時設ける予定である。 したがって、 日頃から主体的に、 新聞やニュースなどをつうじて、 教育問題、 社会問題、 政治問題などに対する理解を深めておくことが求められる。
<本科目の関連科目>
 「生涯教育論T」 「生涯教育論U」


成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
50%


20%
 中間レポートと期末レポート

テキスト □ テキストを使用する
■ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
 



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