日本福祉大学
科目名 安全の設計

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2
3
前 期
尾 入 正 哲

テ | マ   安全とリスク管理の産業心理学

科目のねらい
<内容の要約>
【キーワード】 ヒューマンエラー、 事故対策、 人間の情報処理、 マン・マシン・インターフェイス、 安全文化
 産業心理学の中で安全・事故防止に関わる研究は重要な位置を占めている。 本講義では、 人間の情報処理過程の特性を概説した上で、 ヒューマンエラーにより重大事故が生じるメカニズムについて考察する。 また、 事故防止対策としてのマン・マシン・インターフェイスの課題や、 組織内の安全文化の育成についても述べる。
<学習目標>
1. 人間の情報処理過程 (記憶・注意など) の弱点について理解する。
2. ヒューマンエラーの原因と、 エラーの生じやすいポイントについて理解する。
3. 事故防止対策としてのマン・マシン・インターフェイス上の工夫について理解する。
4. 安全・リスク管理のために必要な企業組織内の体制について理解する。

授業のながれ
1 産業心理学の歴史と方法
2 なぜヒューマンエラーが起きるのか
3 ヒューマンエラーの研究法と理論
4 人間の情報処理過程 (1) 注意と記憶
5 人間の情報処理過程 (2) 判断のバイアス
6 大事故の背景 (1) 事故事例の分析
7 大事故の背景 (2) 対策の問題点
8 エラーの生じやすいポイント
9  コミュニケーションのエラー
10 機械化・自動化と人間
11 マン・マシン・インターフェイス
12 リスク認知とリスク受容
13 リスクコミュニケーション
14 企業組織の安全文化
15 まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 多くの学生の受講を希望する。
 パワーポイントのスライドやビデオも重要な教材である。 板書だけでなく、 これらもノートをとりながら見ること。
<本科目の関連科目> 
人間工学など

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
10%
0%
80%
10%
 半期に数回、 出席カード (自家製) を配布する。
 期末試験 (またはレポート) に出席状況を加味して評価する。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)



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