科目名	情報と数理入門

単 位 数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	前　期	御　橋　広　眞 ・ 水　野　昇　治

テ ｜ マ	情報科学のための基礎数理：その考え方と使い方

科目のねらい

＜内容の要約＞ 【キーワード】　グラフ理論　べき数と対数　素数　剰余数 　 「情報科学」 という言葉は、 こんにち、 二通りに使われています。 第一は、 計算機 （コンピュータ） を手段として使っている科学という場合で、 どちらかというと情報機器が中心になっているといえます。 人によって好き嫌いがあるかも知れません。 しかし、 一方では、 社会現象や自然現象 （つまり私達の住んでいる環境） からの 「多種多様なデータ」 に隠れている 「重要な情報」 を明らかにする科学という意味にも使われています。 これは、 好むと好まざるに関わらず、 今日を生きる私たちの日常生活に深く結びついています。 情報科学が持っているこの二つの側面は、 あなたが柔軟な思考力を身につけるために、 あなたの論理性と感性を磨き上げる場面だといえます。 ここでは、 情報科学の中心となっている数えることの数学 （離散数学） の入門を学びます。 ＜学習目標＞ 1． グラフ理論の基礎を理解する。 2． べき数と対数について、 その運用ができるようになる。 3． 整数について、 素数や剰余数について理解する。

授業のながれ

1−4：グラフ理論 　グラフとは何か 　基礎的な諸概念 　頂点と辺、 木、 サイクル、 連結、 同型 5−10：べき数と対数 　大きな数、 小さな数 　べき指数 　常用対数 　対数の使い途 　任意の底の対数 11−15：整数について 　素数 　剰余算 　暗号 　2 進数 16 進数

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

1． 科目の流れで示した 「グラフ理論」、 「べき数と対数」、 「整数について」 に割く授業時間が、 担当教員によって異なります。 2． 教科書やあらかじめ渡した資料はよく読んで置くように。 予習が大切です。 3． 欠席はしないように。 数学は積み上げ式の学問です。 一旦欠席すると、 ついていくのが辛くなります。 ＜本科目の関連科目＞　 　 情報と数理�T　情報と数理�U

成績評価の方法

課題・小テスト レポート 中間試験 定期試験 そ の 他 30％ 0％ 0％ 70％ 0％

講師によって出題問題が異なります。 講師によっては中間テストを実施し、 評価に反映させます。

使用テキスト

■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 （最初の授業で指示する）

『微積分を使わない　情報数理入門』　藤井保憲著　工学図書株式会社

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