【キーワード】 経済・社会開発の要素 国際開発援助
(金融) 貿易・援助・投資 移行経済 地域経済統合
<内容の要約>
開発途上国はどのように発展するのかという課題は巾は広く奥行きは深いものですが、 発展する要素を先進国との関連で貿易・援助・直接投資の視点から捉えて、
主として日本と主要な対象国としてのアジアに絞り学んで行くことにします。 この三位一体論は私が数十年まえから開発経済学の分野で修正を重ねて確立して来たものであります。
具体的な事象を題材にとり開発の姿を捉え、 加えて開発金融の仕組みを理解してもらいます。 最近、 国際的に多く研究される移行経済、 地域経済統合などの新しい知識をも説明にいれて、
皆さんとこれらの課題について考えていきたいと思います。
<学習目標>
現代の開発途上国が抱えている諸問題を理解し、 将来の発展の展望を得ることを目的とする。
1. 開発の諸要素を理解し、 おのおのの有する役割を説明出来るようにする。
2. 国際開発援助 (金融) のメカニズムを理解し、 今後の開発援助・協力のあり方を考えることが出来るようにする。
3. アジアの地域経済統合を目線にいれた国際協力を理解し、 将来の目標を正しく議論できるようにする。
各々は広汎な基礎知識を要する課題であるが、 このような題材を通して、 基礎知識そのもを取得することを目標とする。
|