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単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | ジェンダー学入門−社会構造から社会分析へ |
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科目のねらい |
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【キーワード】 ジェンダー 見えざる社会関係の可視化 ジェンダーと開発 公共性の脱構築から主体的再構築へ 従属関係としての分業、 協業としての分業 <内容の要約> 生物学的性差に意味を付与する体系をジェンダーという。 また、 社会により性別の役割分業は異なる。 これら通俗化され社会常識化された価値規範は人々の行動パターンや思考パターンの中に内在化されている。 このことを批判的に捉えることで、 我われはみずからの内なる呪縛の構造を知ることができる。 それは時に人間の自然性を、 無意識の内に、 しかも、 時には美辞麗句によって修飾された暴力的な抑圧によって葬り去ろうとすることもある。 次の時代を担う学生諸君が、 現代をどう捉え、 次の時代をどのように構想していくかという問い掛けを深める講義としたい。 <学習目標> 1. 男女別に取られたジェンダー統計書を使い、 異なる指標間の相関関係をクロスさせて行くことで、 社会制度と社会意識の関係を考察する。 2. 異なる社会を比較することで、 上記の諸関係がそれぞれの社会において異なること、 またその理由を考察する 3. 公共性とはなにかを、 具体的に捉えること 4. グループ・ワークを通じて、 対象に対する多角的で多様な視点、 アプローチを学ぶ |
授業のながれ |
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第1回 ジェンダーとは何か (ジェンダー概念の定義)
第2回 我らが内なるジェンダーの検証ワークショップ 第3回 ジェンダー概念の歴史 その 1. (女性学からジェンダー論へ) 第4回 その 2. (家父長的開発論からのパラダイム転換) 第5回 開発におけるジェンダー:ジェンダー統計を使ったグループワークショップ その 1 第6回 同 : その 2 第7回 同 : その 3 (GAD) 第8回 中間報告 第9回 資源観とジェンダーそして環境/ワークショップ 第10回 政治とジェンダー/ワークショップ 第11回 生活とジェンダー/ワークショップ 第12回 EMPOWERMENT 論とジェンダー/ワークショップ 第13回 社会的抑圧とジェンダー構造/ワークショップ 第14回 グループワーク最終報告会 第15回 まとめ |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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小人数グループワークを基本として授業を組立てて行くので、 欠席は自他共に流れを壊してしまう。
授業時間外においてもグループ作業が必要な場合もあるので、 演習並の科目であることを理解した上で科目を履修すること。 出席はグループ内で自主管理するが、
それは学生自身の自己評価をアシストするものである。 <本科目の関連科目> ジェンダー論は、 他の科目を縦軸とするなら、 それらを横に貫くものである。 つまり、 すべての科目は関連する。 関連するかどうかは学生諸君次第である。 |
成績評価の方法 |
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課題やレポート、 グループ報告、 期末試験を総合評価する。 |
テキスト | □ テキストを使用する ■ レジュメを使用する □ 未定 (最初の授業で指示する) |
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