<内容の要約>
【キーワード】 スポーツ 文化 国民的教養 主人公 スポーツ権
体育・スポーツに関する教養は現代に生きる私たちにとって、
非常に重要なものです。 ユネスコの
「体育・スポーツ国際憲章」 に代表されるように、
この教養はスポーツ権 (権利としてのスポーツ)
として考えられています。 人間が人間らしく生きる
(文化的生存)
ために体育・スポーツに関する国民的教養の向上が求められているわけです。
社会福祉学部においてスポーツを履修する目的はこの国民的教養を真の意味で
「スポーツの主人公」
にふさわしく形成するためです。
<学習目標>
1. みんながうまうなること。
集団的に取り組む中で、
ともにうまくなることによってスポーツの感動を自分のものとするわけです。
つまり、
スポーツの得意な人だけが幅をきかせて楽しむというのではなく、
授業参加者それぞれが、
スポーツ技術の向上に裏づけされたかたちで、
スポーツを楽しむ能力を身につけることことを意味しています。
2. 上記の事を保障するため、
集団組織的・計画的活動を重視します。
みんながうまくなるための自治能力を高めていきます。
教員の指導を一方的に受け入れ、
こなすだけではスポーツの面白さも半減です。
このねらいは自分たちの技術をより向上させ、
チーム力をアップさせるための方法などを自分たちで考えていくことを意味しています。
3. スポーツ実践を通して、
体育・スポーツ科学の成果を学びつつ、
今日のスポーツをめぐる状況を明らかにし、
スポーツ文化の発展を正確に描けるような自然科学的・社会科学的認識をたかめることです。 |