日本福祉大学

日本福祉大学　経済学部

教育学 Ⅱ

〈教職課程〉

単位数	学年配当	開講形態	教員名
2	2	集中	亀　谷　和　史

テ｜マ	教育課程の編成と「教育実践」の課題

科目のねらい

＜内容の要約＞
【キーワード】　カリキュラム　教育課程　中等教育　学習指導要領　学力評価など　
　本講義では、教育学Ｉで学んだ、現代日本の教育問題や教育行政、学校の役割に関する基礎知識を前提として、特に中学校と高等学校の各々における教育課程の編成と教育実践の課題について学んでいく。その際、可能なかぎり教育技術的な検討だけにとどまらず、歴史的、思想的、また発達論的な幅広い視点からとらえ返しながら、今日的な課題の検討をおこなっていきたい。教育課程とは、一般に「カリキュラム」とも訳されるが、広義には、教育目標の実現のために学校で行われる教育的働きかけの計画全体をさす。学校あるいは学年全体で教育課程をどう編成するかによって、各教科の授業内容も規定されてくる。授業は、このような教育課程のもとに、「学力」問題や評価・テストのあり方についても検討していく。

授業のながれ

１. 開講にあたって―
２. 近代学校の成立と教育目的・理念
３. 日本の教育関連法体系と学校の種類
４. 中等教育（制度）の歴史的変化と社会的役割・機能
５. 学習指導要領の変遷と教育課程①
６. 学習指導要領の変遷と教育課程②
７. 教科書のあり方と役割―現状と課題
８. 教育課程の展開と授業―教授過程と学習過程の実際
９. 授業実践の展開と課題①―単元と指導案
10. 授業実践の展開と課題②―様々な教育方法
11. 「学力」とは何か－－－「能力主義」と「資格」社会の中で
12. 教育評価の方法と課題①―偏差値の問題点を中心に
13. 教育評価の方法と課題②―教育評価の意義と役割
14. まとめと今後の課題
15．レポート試験または筆記試験　　　　　　※履修学生の理解度等に応じて若干変更する場合があります。

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

１．原則として、毎回、プリント・資料を配布するので、ファイルに保存していくこと。
２．講義が一方通行的にならないように、また受講者の理解度を確認するために、質疑応答を取り入れて講義を進める予定である。また、適宜ビデオ教材も活用していく予定である。
３．日頃から教育に関する新聞記事を読む習慣をつけて、教育の問題に関心をもってほしい。

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

10％
％
％
％
10％

　出席点と授業中に何度か課すミニレポートを加味して、授業内試験（予定）を行って総合的に評価する。
テストになるか、レポートになるかは未定。その他は出欠。

テキスト	□ テキストを使用する ■ レジュメを使用する □ 未定（最初の授業で指示する）	特に使用しない。