科目名 | 情報科学基礎 (生活環境情報学科) |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
テ | マ | コンピュータ概説と情報科学の基礎知識 |
---|
科目のねらい |
---|
<内容の要約> 【キーワード】 「コンピュータの種類」 「コンピュータ内部での情報の表現」 「ハードウェア」 「ソフトウェア」 「ネットワークと通信」 まず、 情報科学の最初の講義として、 情報科学全般に対する指針を与え、 今後の情報系科目履修の基礎とする。 次いで、 コンピュータの概説を主テーマとする講義を行う。 具体的には、 コンピュータの種類・基本構成、 情報のコンピュータ内部での表現、 ハードウェア、 ソフトウェア、 ネットワークと通信など、 必要最少限の内容を平易に解説する。 なるべく可能な限り、 コンピュータの基本回路 (電源回路、 論理回路、 演算装置、 メモリのアドレスデコーダなど) や応用回路 (介護ベットのモータ制御システム、 押しボタン式横断歩道、 家庭用防犯システムなど) の稼動実演を行い、 学生の興味と理解を助けるよう心掛ける積もりである。 <学習目標> ・パソコンのみがコンピュータではない。 現代に必要とされる情報技術とは何かを理解し、 今後の学習方針を得る。 ・無数に存在するすべてのコンピュータの本質を知るために必要な基礎知識を習得する。 |
授業のながれ |
---|
1 ガイダンス:この講義のねらい、
受講上の注意、 成績評価法、
情報基礎科目や基幹科目の概要と履修の指針など。 2 − 3 コンピュータの種類: 大規模の物から、 手の平サイズの物まで、 実際にどの様な分野で活用されているか、 制御用マシン (介護ベットのモータ制御システム、 押しボタン式横断歩道、 家庭用防犯システム) などの実演も含めて示す。 4 − 5 コンピュータ内部の情報の表現 :整数の表現、 小数の表現、 数値データの内部表現、 文字データの内部表現など。 「2 進数→10 進数や 16 進数への変換器」 による実演も行う予定。 6 − 8 ハードウエアの概説: コンピュータのしくみ、 主記憶装置、 制御装置、 演算装置、 CPU の性能評価、 補助記憶装置、 入出力装置など。 コンピュータの基本回路 (電源回路、 論理回路、 演算装置、 メモリのアドレスデコーダなど) やマイコンやシーケンサの実物を提示し、 コンピュータはパソコンばかりではないこと、 産業界に於けるコンピュータの活用の現状を示し、 興味や視野を広げて貰う。 9 −11 ソフトウエアの概説:OS とは、 プログラムの翻訳と実行、 多重プログラミング処理、 主記憶管理、 プログラム言語、 OS の全体像など。 マイコンやシーケンサのソフトウェア開発用の機器を提示し、 開発のイメージを理解して貰う。 12−13 ネットワークと通信の概説: ネットワークの方式、 データ通信システムとは、 データ伝送、 ネットワークアーキテクチャなど。 14 アルゴリズムとフローチャートの概説を行い、 後期の学科目 「アルゴリズム論」 への誘導を行う。 15 期末試験 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
---|
・情報科学の基礎知識は、
一見個人差が著しい。
高校で何がしかの知識を得ている者がいるが、
それは高校生用の知識であり、
大学で必要な情報科学ではない。 混同しないことです。
逆に高校ではコンピュータの学習を全くしてこなかった者もいる。
そのような者の方が、 むしろ変な先入観がなく、
成長が早い傾向が見られる。 誤解や先入観を捨て、
この必須科目に臨んで下さい。 ・毎週の学習目標を確実に守ること。 知識の積み上げ型の講義である。 欠席すると以降の講義が理解できなくなるので注意すること。 <本科目の関連科目> |
成績評価の方法 |
---|
|
・毎回の出席管理を兼ねて、
その日の講義の重要事項について、
小レポートを書いて貰う。 ・小レポートと期末試験の成績を合算して評価する。 |
使用テキスト |
---|
■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
杉江日出澄著
『コンピュータの基礎[改定版]』 培風館 (2004 年 4 月) 講義中、 参考資料などを配布するが、 テキストは必ず購入すること。 |
(C) Copyright 2006 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |