日本福祉大学 社会福祉学部

保育内容研究X (感性と表現)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
1
3
後期
秋 野 勝 紀

テ | マ 子どもの多様な表現をうながす表現活動の実践

講義のねらい
 わたしたちは言葉や文字などの手段によって表現し、 コミュニケーションをおこなっています。 子どもの表現手段はつたないのですが、 表現したい感情と気持ちをたくさん持っています。 子どもの内なる表現要求は、 感情を表出したりする原初的なものながらコミュニケーションにしていきます。 やがてあそび、 言葉と動作によるごっこや劇、 描く、 歌などの音楽といった文化的手段によって、 表現することができるようになります。
 表現したい気持ちが多様な表現手段の獲得につながり、 それが洗練された表現活動を可能にします。 そのような発達によって、 想像的表現をも可能にし、 コミュニケーションも豊かになっていきます。
 この授業では、 乳幼児期の表現活動のあり方、 多様な表現活動の獲得と発達との関係を保育実践に接近しながら、 明らかにしていきます。

講義のながれ
1 表現とは 感性と表現について
2 保育における表現 『要領』 『指針』 にみる表現について
3 ノンバーバル (非言語的言語、 しぐさ) の表現 ノンバーバルの表現とその解読
4 保育における表現用具 語り (読み聞かせ)、 紙芝居、 パネルシアター、 人形劇
5 身体と声による表現 身体と声の表現のあり方 子どもの身体表現の実際
6 劇あそびと劇づくり @ 劇による表現と発表について 劇づくりの現状
7 劇あそびと劇づくり A 劇づくりの実践は展開
8 劇あそびと劇づくり B いくつかの劇の実際
9 絵画の表現 @ 描画の発達過程
10 絵画の表現 A 描画の実践理論
11 絵画の表現 B 描画作品の実際
12 音楽の表現 @ 歌うことの意味 歌の指導過程
13 音楽の表現 A リトミック、 コダーイシステム、 楽器演奏などの理解

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 保育の実際を視野に入れてビデオや作品などを扱うので、 出席をしないと理解が困難になります。  

成績評価の方法
 出席と試験によって評価をします。

テキスト 適宜レジュメを使用する



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