日本福祉大学 社会福祉学部

社会科教育法T

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
3
前期
平 野 征 人

テ | マ 21 世紀という時代の要請に対応できる社会科教師の基礎・基本

講義のねらい
 20 世紀末以降、 従来型の教育から脱却する試みがなされてきた。 21 世紀が始まった今こそ、 社会科という教科が担っている役割を再考する時である。 同時に、 「21 世紀という時代に生きていく生徒が必要とする学力とは何か」 という問いかけには、 社会科教員だからこそ対応できる部分がある。 そんな可能性を信じ、 教育という営みに必要な内容を提供していきたいと考えている。
 現代の教育分野には変革を必要とする部分が多くなっているが、 未来を創造する力が教育には存在するので、 その一助となるような基礎・基本を学習していってほしい。 まず、 各自が持っている社会科という教科についての考察、 生徒から教師へと立場と観点を変換させることにより、 多くを発見して欲しい。

講義のながれ
1 . 社会科教育法とは
2 . 社会科の教科としての特性
3 . 社会科教育史
4 . 学習指導要領と社会科
5 . 授業の組み立て方
6 . 学習指導案作成
7 . 学習技能と評価
8 . 社会科歴史的分野の目標と内容
9 . 古代の歴史と授業
10. 中世の歴史と授業
11. 近世の歴史と授業
12. 近代の歴史と授業
13. 現代の歴史と授業
14. まとめ

学習条件・履修上求められるもの
 前期という半期のみの短い期間で実施するので、 各時間の講義テーマを自分の中で整理すること。 講義時に課題を実施するので、 それを役立てて欲しい。 社会科の教科としての特性を考え、 受講生同士の意見交換なども参考にして学んで欲しい。 テキストは必ず入手しておくこと。

成績評価の方法
 講義時に課した課題レポートと、 出席、 学期末試験とで総合的に評価する。 学期末試験では、 教科書・資料などの持込を認めるので、 手許にある情報を生かし、 自分なりの考えがまとめられるようにすること

テキスト 臼井嘉一・柴田義松編著 『社会・地歴・公民科教育法』 学文社 1999 年



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