日本福祉大学 社会福祉学部

宗 教 学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
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集中
岩 井   洋

テ | マ 宗教現象に対する社会科学的理解を深める

講義のねらい
 一般に 「宗教」 は、 何か特殊な現象だと考えられている。 しかし、 宗教は人間同士の相互作用から生まれた 「社会現象」 であり、 経済、 政治、 福祉、 家族、 教育などと同様に、 社会科学的に分析することが可能である。
 本講義では、 キリスト教、 仏教、 イスラームなどの 「世界宗教」 と呼ばれるものを中心に、 さまざまな切り口から比較考察する。 そして、 世界の宗教現象に関する基礎知識を学ぶとともに、 宗教現象そのものに対する理解を深めることをねらいとする。

講義のながれ
1. イントロダクション:「社会現象」 としての宗教
2. 世界宗教の基礎知識 (1):ユダヤ教とキリスト教
3. 世界宗教の基礎知識 (2):イスラーム
4. 世界宗教の基礎知識 (3):仏教
5. 教祖と教団の誕生
6. マインドコントロールとは何か
7. 聖典の形成
8. 修行と儀礼
9. 奇跡・聖地・巡礼
10. 宗教の組織論
11. 全体のまとめ
12. テスト

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 講義を受けるうえで参考になる文献として、 以下の 2 冊をあげておく。
  井上順孝編 『世界の宗教 101 物語』 新書館
  脇本平也 『宗教学入門』 講談社学術文庫

成績評価の方法
 出席を含めた講義への参加 40%、 テスト 60%の割合で評価する。 また、 途中入室・途中退室や私語、 携帯電話の使用など、 講義を妨害する者については、 大幅に減点する

テキスト 岩井 洋 『目からウロコの宗教』 PHPエディターズ・グループ



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