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精神保健福祉論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 精神科ソーシャルワーカーの役割と実践の課題 |
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講義のねらい |
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「精神保健福祉」 の範囲は広い。 子どもから大人までのメンタルヘルスの問題から、 精神疾患による障害があり福祉的サービスを必要とする人々 (精神障害者) の生活支援までを含んでいる。 その両方を視野に入れたところに精神科ソーシャルワーカーの役割と実践の課題がある。 一方、 国家資格化 (名称は精神保健福祉士) されたねらいは、 日本固有の歴史 (精神科における長期入院、 福祉施策の遅れ等) が生み出した課題 (退院促進と地域生活支援体制の整備) の解決にあったことも事実である。 今、 国の施策の方向も障害者福祉の統合化に進み始めている。 精神障害者の地域生活支援を進めることは、 子どもから大人まで、 安心して生活できる地域社会をつくることと重なり合うことを、 学習の過程でつかめるように期待している。 |
講義のながれ |
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1 週 オリエンテーション ―精神保健と精神障害者福祉について 2 週 「精神疾患」 と 「障害」 の関係 3 週 障害者福社の歴史 4 週 精神保健福祉の歴史と精神障害者福祉の創設 5 週 法律を学ぶ 「精神保健福祉法」 その他 6 週 精神障害者のおかれている現状 7 週 精神障害者の人権 8 週 「精神保健福祉士法」 誕生の背景と意義 9 週 精神保健福祉士の専門性 10 週 相談援助活動の実際 11 週 事例検討 12 週 精神保健施策・精神障害者福祉施策の今日的課題 13 週 精神障害者と社会保障・社会福祉制度 14 週 精神科ソーシャルワーカーの新たな役割と実践の課題 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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刻々と変化する精神保健と精神障害者福社の動向や当事者の実情を知るため、 当事者・家族、 現場の先輩等のゲスト講師を通して現実に密着しながら進めたい。 受講生にも医療・保健・リハビリテーションとの関係において 「福祉」 の独自性をとらえる問題意識をもってほしい。 |
成績評価の方法 |
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レポート (20 点)、 期末試験 (80 点) |
テキスト | 精神保健福祉士養成講座C 『精神保健福祉論』 中央法規出版 2003 |
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