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社会福祉法制 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 社会福祉基礎構造改革と権利擁護 ― 介護事故裁判とソーシャルワーカーの役割 ― |
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講義のねらい |
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@ 戦後の日本国憲法で掲げられた生存権原理・社会保障基本権
(第 25 条) を基底として、
すべての人々に対する包括的で最終的な生活保障制度としての役割を担っている公的扶助制度から分化し、
発展してきた社会福祉法制度 (児童・母子福祉、
障害者福祉、 高齢者福祉などの領域)
の内容と仕組みが、
最近の社会福祉政策のもとで大きく改革されてきている
(社会福祉事業法から社会福祉法へ)。 A 講義では、 社会福祉法制度の歴史をたどり直すなかで、 そうした社会福祉制度改革の特徴 (措置制度から利用契約制度への転換) について説明するとともに、 社会福祉に関する裁判事例 (介護事故裁判) を手がかりとして、 これからの社会福祉法制度の基本的な原理や仕組みのあり方と、 それを支える権利擁護システムの担い手としての社会福祉専門職の仕事のあり方について考えてみたい。 |
講義のながれ |
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T 講義のねらいと方法 1. 講義のねらい−オリエンテーション (1) 社会福祉法制度の現状と課題 (2) 社会福祉専門職の役割@ 2. 講義の方法 (1) <テキスト>の分析方法 (2) <個別事例>の分析方法 U 社会福祉法制度の歴史 V 最近の社会福祉政策の動向 1. 社会福祉基礎構造改革とは 2. これからの社会福祉法制度の仕組み (1) 措置制度から利用契約制度へ (2) リスクマネジメント論の登場A W 現代の国民生活と社会福祉法制度の課題 1. 現代の貧困問題と生活保護をめぐる裁判の特徴 2. 少子・高齢化の進行と社会福祉をめぐる裁判の特徴 X 講義のまとめ−レポートの書き方 1. 障害者をめぐる<介護事故>裁判 2. 高齢者をめぐる<介護事故>裁判 3. 社会福祉専門職の役割A |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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@ V
「最近の社会福祉政策の動向」 については、
次に掲げた 2 冊のテキストを使用する。 A W 「現代の国民生活と社会福祉法制度の課題」 とX 「講義のまとめ」 に関する<裁判事例>については、 講義のなかでプリントを配布する。 |
成績評価の方法 |
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講義中に配布する<裁判事例>について筆記試験を行う。 (2004 年度の場合):「講義中に配布した<介護事故>に関する裁判事例の中から 2 つ以上の裁判事例を比較して、ソーシャルワーカーの立場から、 これからの社会福祉法制度 (措置から利用契約へ) のもとにおける社会福祉専門職のあり方について論述せよ」 |
テキスト | (a)福祉士養成講座編集委員会編
『新版社会福祉士養成講座第 1 巻・社会福祉原論』
中央法規出版、 最新版 (b) 社会保障入門編集委員会編 『社会保障入門・最新版』 中央法規出版 |
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