日本福祉大学 社会福祉学部

介護技術演習

単位数 学年配当 開講形態 教員名
半期開講
ク  ラ  ス

講義のねらい
 この科目は看護・介護に重点を置いた介護技術の理論と技術の習得を目的とする。 介護を必要としている人が快適な生活が送れるように援助するとともに、 自立の視点を踏まえた技術を考える。
 介護技術は日常生活の自立支援を核とすることから、 衣・食・住に関する基本的な技術であるコミュニケーション・更衣・整容・入浴・移動・食事・排泄の援助を中心とする。 また、 ケアプラン作成の技術を通して個別的な介護計画作成の基礎を身につける。

講義のながれ
1. 介護技術を学ぶにあたって
 介護技術演習の進め方と学習方法・介護実習室の利用方法と必要物品の取り扱い方
2. ボディメカニクス (効果的な姿勢と体位)
 ボディメカニクスの基本原理・各種体位と体位交換・良肢位・ベッド上での移動
3. 移動動作
 ベッドから車椅子への移動・車椅子の種類と基本操作・杖や歩行器の種類と使用方法
 歩行介助・走行式リフトでの移動介助
4. 観察・記録・報告の技術
 観察とは・バイタルサインの観察と解釈・観察に必要な技術・記録と報告
5. コミュニケーションの技術
 コミュニケーション技術の基本・視覚障害者や聴覚障害者とのコミュニケーション方法・言語障害とは
6. パーソナルケア (スキンケア)
 皮膚の生理とスキンケア・入浴の生理と効果・入浴の介助
7. パーソナルケア (スキンケアと口腔ケア)
 清拭の留意点・部分清拭の実際・口腔ケア実際・義歯の取り扱い方法
8. ケアプラン作成の技術 (その 1)
9. ケアプラン作成の技術 (その 2)
10. 排泄ケア
 排泄のメカニズムと失禁のアセスメント・排泄用具と使用方法・おむつの種類と交換方法
11. 栄養と食事
 栄養状態のアセスメント・自助具の種類と使用方法・食事介助
12. 医療処置を必要としている人のケア
 主な医療処置 (膀胱留置カテーテル・経管栄養・褥瘡・在宅酸素等) を行っている場合の介護上の留意点・緊急時の対応

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 開講回数の半分は介護実習室を使用した実技を行う。 実技では、 利用者役・介助者役・観察者役の役割分担を明確にし、 すべての役割を経験すること。 実技にあたっては、 必要物品の準備、 実技のポイントと理論的根拠の確認、 実施、 評価、 後片付けまでを含む。
※履修にあたっては、 300 円の実費が必要です。

成績評価の方法
 技術の習得状況・レポート・学習態度・出席状況等を勘案して総合的に評価する。

テキスト クラスごとに指示する。



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